「ホン河の文明」と銘打った2013年のホン河デルタ国家観光年はホン河(紅河)地域と全国を結ぶ観光商品をピーアールするとともに効果的に開拓することが狙いです。これは、域内の各地方が観光の発展、連携などを図る機会となります。
北部港湾都市ハイフォン市が主催する2013年のホン河デルタ国家観光年は、同市の新たな観光商品を広く、サービスの質的向上に突破口を作り出す良い機会となっています。ハイフォン市では、2013年のホン河デルタ国家観光年の際立った諸活動はド・ソン(DoSon)とカット・バー(CatBa)という二つの観光重点地で行なわれています。ハイフォン市文化スポーツ観光局のレ・タット・ビン局長は次のように語りました。
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「ハイフォン市はホン河デルタの共通点を持ちながらも、独自性があります。それらは、歴史、文化、祭り、光景、美しい自然風景、飲食文化、職業村、魅力的な民間遊戯などです。ハイフォン市は便利な交通システムを持つだけでなく、ホン河デルタの観光発展戦略に重要な役割を担っています」
現在、ハイフォン市の各旅行会社は観光インフラや観光製品の充実に力を入れています。その中で、ベト(Viet)トラベル社のハイフォン支店は「共同体と環境に責任感のある観光」というメッセージで新しい観光製品を発売します。また、サイゴン・ツーリスト社のハイフォン支店もエコツアー、コミュニティによる観光、アドベンチャーツアーなどの観光ピーアールを強化しています。ハイフォン市カットハイ県のブイ・チュン・ギア委員長は次のように語りました。
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「近年、カットバー島にはアドベンチャーツアーが企画されていました。例えば、登山やスキューバダイビングなどです。その他、ランハー湾には海を探検するため、小舟を漕ぐという観光ツアーも企画します」
ハイフォン市だけでなく、ハノイ市、フンイェン( Hung Yen) 省、ナムディン( Nam Dinh) 省、タイビン( Thai Binh) 省、ビンフック( Vinh Phuc)省などは観光製品の多様化に力を入れています。2013年の国家観光年はホン河デルタにある各地方は観光発展計画を充実させる機会となります。ハイフォン市は2013年の国家観光年を通じて、同市を訪れる観光客の増加に弾みを付けることを望んでいます。