ベトナム中部クアンナム省を流れるトゥボン川沿いに位置するホイアン旧市街には今から300年前に建てられた古き町並み、秀吉時代に見られた日本式の屋根のある橋、奥行のある旧家などがあります。ここに一度足を運んだ観光客はこの町の穏やかな雰囲気と独自の美しさを忘れることはできないでしょう。
ホイアン旧市街の住民生活はこの町のように穏やかです。地元の住民はこの町の独自の美しさを維持、保存しています。ホイアンに足を運ぶ外国人観光客はこれらの風景と人々について深い印象を持っています。イタリア人観光客キアラさんは次のように語りました。
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「この町がこんなに美しいとは思いませんでした。私はこの町の旧家の建築様式が気に入りました。また、この町の市民は親しみやすい人々で、ここに住みたいほどです」
現場の音
ホイアン旧市街の美しさは古民家、土産屋、仕立屋、ランタンの店などで彩られています。オーストラリア在留ベトナム人であるクリス・カオさんは次のように語りました。
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「この町は独自の美しさがあります。ここに来ると、ヨーロッパにある小さい町に迷い込んだような感じがします。ホイアンの魅力は海に行くほか、ショッピングをしたり、保養したりすることができます。この町は観光客に多くの喜びを与えます」
多くの外国人観光客は自分で自転車に乗って、ホイアンの小道を走り、この町を探検しています。先ほどのカオさんはさらに次のように語りました。
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「ハノイとサイゴンで行き来する人が多いので、自転車に乗りませんが、ホイアンに滞在していた時、ほとんど自転車で移動しました。多くの外国人観光客が自転車で行き来する光景を見かけました。ホイアン旧市街を自転車で走るのは本当に心地がいいですよ。」
ホイアン旧市街の名物を味わうならば、必ずバクダン通りに並んでいる屋台に立ち寄ることを勧めます。ここには『カオラウ』というタレ無しうどんがあるという、ミークアンは、お米でできた太めの平麺を、コクのあるタレにからめて食べるベトナム中部クアンナム省の郷土料理、ホイアン風コムガーなどが売られています。
黒ゴマぜんざいが売られているグェン・ティ・キエウ・チンさんの屋台は顧客で込んでいます。この屋台の黒ごま ぜんざいを一度食べると、その美味しさを忘れることはできません。チンさんは次のように語りました。
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「毎晩、およそ50人から100人の客がきます。2杯を食べる人もいますし、4杯食べる人もいます。このぜんざいには漢方薬や野菜などが入っているので、健康にいいです」
夜になると、ホイアンを散歩する観光客の数が増えています。だれもが各通りにかけられているランタンの幻想的な灯を楽しみたいのです。町は大勢の人々が行ったり、来たりしていますが、賑わう感じがまったくしません。