ホーチミンルート沿いの戦跡ツアー

(VOVWORLD) -中部クアンチ省ドンハ町から北へ数十キロ離れた所にあるホック山のケーホ洞窟はかつての戦争中、南部へ運ぶため、軍事物資や弾薬が集められた場所でした。
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ホーチミンルートはかつての戦争中、南部の戦場へ軍事物資を運ぶことに重要な役割を担いました。今日、ホーチミンルート沿いにある多くの歴史遺跡が戦跡ツアーとしての魅力的な目的地となっています。

中部クアンチ省ドンハ町から北へ数十キロ離れた所にあるホック山のケーホ洞窟はかつての戦争中、南部へ運ぶため、軍事物資や弾薬が集められた場所でした。2011年11月1日、文化スポーツ観光省はケーホ洞窟を国の遺跡として認定しました。

また、この遺跡はホーチミンルート沿いにある戦跡ツアーの始まりの所となりました。観光客はケーホ洞窟を出発してから、ベンタット橋、チュオンソン国立共同墓地、ターコン空港、スアンソン・フェリー、タムコ洞窟などを訪れます。その中で、見逃すことはできない場所の一つとしてチュオンソン国立共同墓地があります。

この共同墓地は全国的にも最も大きな共同墓地で、ホーチミンルート沿いにある戦場に参戦し、犠牲になった人民軍の幹部や兵士、突撃部隊の隊員の多くが安置されています。かつてのホーチミンルートの戦場に参戦した復員軍人ホー・タイン・フック( Ho Thanh Phuc) さんは次のように語りました。

(テープ)

「この共同墓地は後の世代が先人たちの功労を偲ぶための場所となりました。これはベトナムの重要な歴史遺跡でもあります」

かつての戦争中に、中部クアンビン省は南部へ運ぶため、軍事物資や弾薬を集めた場所であることから、敵軍による激しい空爆を受けました。現在、クアンビン省には国の遺跡35ヵ所、国の特別な遺跡18ヶ所を含め、歴史遺跡合わせて121ヶ所があります。

その他、クアンビン省はユネスコ=国連教育科学文化機関により、世界自然遺産として認定されたフォンニャーケーバン国立公園があります。そのため、クアンビン省は魅力的な観光の目的地となっています。クアンビン省観光局のダン・ドン・ハ( Dang Dong Ha) 副局長は次のように語りました。

(テープ)

「現在、クアンビン省は戦跡ツアー、心霊ツアーを新しい観光商品として企画しています。これと同時に、観光ピーアールに力を入れています」

ホーチミンルート沿いにあるクアンビンやクアンチ省は戦跡ツアーの開発に豊富な潜在力を持っています。これらのツアーに参加するならば、観光客はかつての戦争の激しさを身をもって体験することでしょう。

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