去る8月、中南部ビントゥアン省にあるムイネー観光区は国家観光区として認定されました。これにより、今後、ビントゥアン省は国家観光区としての基準を満たすため、観光インフラの完備に力を入れることはもちろん、経済発展と地元の文化の保存を両立させなければなりません。

（写真：plo.vn）

ムイネーが国家観光区として認定されたのはビントゥアン省の観光部門や観光経営業者のみならず、地元の住民にとっても喜ばしいニュースです。ビントゥアン省文化スポーツ観光局のグエン・ラン・ゴック副局長は「これはビントゥアン省の観光部門がベトナム国内を含め、地域の観光分野における自らの地位の確立に重要な原動力となると強調しました。

また、「首相が承認したムイネー国家観光区開発総合計画によると、この観光区がアジア太平洋地域における第一の目的地として発展させるという目標が掲げられる」と明らかにしました。ゴック副局長は次のように語りました。

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「ムイネーが国家観光区として認定されたことは戦略的な投資家誘致の前提を作り出しています。戦略的な投資家が進出することにより、高級な観光商品や観光市場の形成が効果的に展開されます。これはまた、この観光区における観光サービスを再編する条件となります」

沿海に位置するムイネー国家観光区はビントゥアン省の省都ファンティット市フーハイ地区からトゥイフォン県ホアフー村までまたがっています。その総面積はおよそ1万4千７百６０ヘクタールです。

ビントゥアン省観光連合会のグエン・バン・コア会長によりますと、近年、ムイネー地区で観光活動を行っている旅行会社はグリーン成長と生態系の保護に配慮しながら事業活動を行っています。多くの企業が海洋資源、地元の独特の文化を生かしながら、独特な観光製品を企画しています。その一例として挙げられるのがムイネーベイリゾートです。

（写真：  plo.vn）

このリゾートはムイネー湾のすぐそばに位置し、一年中、黄金の日差し、白い砂、青い海に恵まれ、理想的な海洋エコツアーを体験することができます。このリゾートは「チャム族の文化の色彩」をテーマに建設されました。

ここに泊まると観光客はビントゥアン省の地元の文化を体験できるようになります。ビントゥアン省は海洋資源を活用する観光製品の開発に力を入れるだけでなく、中部ビントゥアン省、ラムドン省、南部ホーチミン市と連携して、観光ピーアールを展開しています。

一方、ビントゥアン省人民委員会のグエン・ドゥク・ホア副委員長は「ムイネー国家観光区への投資誘致を目指し、ビントゥアン省は投資呼びかけを強化し、初歩的な成果を収めました。現在、不動産FLCグループ、 不動産投資会社ノバランド、 TTCグループなどいくつかの大手投資家はこの観光区に投資を行っている」と明らかにし、次のように語りました。

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「ビントゥアン省は投資家に対し、海洋スポーツ、娯楽施設、遊覧船の桟橋、ショッピングセンター、展示見本市センターへの投資を呼びかけます。また、私たちは土地の区画整理を行います」

観光発展の潜在力が豊富に恵まれたビントゥアン省は2025年に外国人観光客およそ１５０万人を含め、延べ９０億人の観光客を迎えることを予測しています。