北部山岳地帯ラオカイ省のムオンホア盆地

北部山岳地帯にある避暑地サパ町から南東へおよそ10キロ離れた所にムオンホアという盆地があり、多くの観光客を引き付けています。この盆地は手つかずの美しさを持つ他、地元の多くの少数民族の居住地でもあります。


北部山岳地帯ラオカイ省のムオンホア盆地 - ảnh 1
ムオンホア盆地

海抜1000メートルにあるムオンホア盆地の総面積はおよそ8平方キロメートルです。ここに行く人々はほとんどバイクを利用しています。サパに住むハー・アー・トィさんは次のように語りました。

(テープ)

「ここから見る空にはたくさんの雲があります。朝早く、山の山腹にある道から見下ろすと雲の白さだけが見えます。雲は布団のように覆って、とても見事です。冬の風景はとてもきれいです。夏は周りの村落がはっきり見えます。」

ムオンホア盆地にはサパを代表する最も見事な棚田があります。ベトナム記録組織はここにある棚田をベトナムで最も大きな棚田として認定しました。棚田は山の中腹まで広がり、まるで人が作った芸術作品のようです。

撮影を趣味にしているグェン・チョン・タインさんは次のように語りました。

(テープ)

「私は8~9月頃、稲穂が黄金色になった時の棚田を撮影するのが大好きです。その時、これらの稲田が稲の海のように見えます。私は棚田、そして、山と太陽の光を同時に撮影できるようにあらゆる手を尽くしました。その他、水があふれそうな棚田も独自の美しさがあります。

詩的な自然風景に恵まれる他、ムオンホア盆地には昔の人々が彫刻した文字や模様が残された旧石エリアもあります。このエリアは観光客だけでなく、科学者、考古学者の注目も集めています。このエリアには大小200もの旧石が散在しています。これらの家には不思議な文字や模様が刻まれています。このエリアが国家の遺跡として認定されました。

観光ガイドダオ・トウイ・ヌンさんは次のように語りました。

(テープ)

「これらの古い石は散在していますが、2カ所に集中しています。第一はフォ集落のそばにあるものです。ここには大きな石があります。二つ目はハウタオ集落とラオチャイ集落のそばです。ここには100もの石が残され、それぞれには異なる模様が刻まれています」

旧石エリアを見学した後、観光客は小道に沿って少数民族モン族やザイ族が居住している集落を訪れ、これらの少数民族の日常生活が体験できます。サパに行く観光客はいずれもムオンホア盆地を見逃すことはできません。観光客はこの盆地に一度訪れるならば、その詩的な風景を忘れさることができないでしょう。

ご感想

他の情報