チャンアン複合景観

首都ハノイから南に100km、ハロン湾からは南西約140kmに位置するニンビン省には、2014年に世界遺産に登録された「チャンアン複合景観」があります。この省はカルスト地形で、「陸のハロン湾」とも呼ばれています。今年、このニンビン省は「千年の都ホアルー」をテーマとした2020年の国家観光年を主催する地方に選ばれました。

ニンビン省にある古都ホアルーはかつての封建時代に３代にわたる丁朝、前黎朝、後李朝の都として栄えました。古都ホアルーは国の特別文化財として認定されました。

その中に、47の遺跡がありますが、最も有名なものはディン・ティエン・ホアンの廟、２代目王レー・ダイ・ハンの廟、ホアルー洞窟、マーイエン山、サオケー川などです。ニンビン省観光局のブイ・バン・マイン副局長は次のように語りました。

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「ニンビン省では現在、1499ヶ所の歴史文化遺跡、260の祭りがあります。これは観光分野の発展に重要な意義があります。その中で、古都ホアルー、及び、世界遺産「チャンアン複合景観」が際立ったものです。2020年に古都ホアルー祭り、バイディン寺祭り、チャンアン祭りなどを始め、多くの文化スポーツ活動が行われることを通じて、ニンビン省の美しさと観光発展の潜在力をピーアールすることを望んでいます。」

ニンビン省には300の無形文化遺産があります。その中で、国の無形文化財として認定されたホアルー祭りは毎年開かれ、数多くの人々が参加しています。ニンビン省を訪れたことがあるハノイの観光客グエン・テイ・ホン・ハインさんは次のように語りました。

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「ニンビン省を訪れた時、最も印象深いところはチャンアン観光地です。ここには山と河川に恵まれ、豊富な動植物があります。その他、ニンビン省に足を運ぶならば、古都ホアルーを抜きにして語ることはできません。その他、ニンビン省にはバイディン寺、フアットジェム石造りの教会、クックフォン国立公園などもあります。」

ニンビン省で開催される2020年の国家観光年には38件の活動が開かれます。その中で、この観光年の開幕式、バイディン寺祭り、ホアルー祭り、世界遺産を擁する各地方との文芸交流などがあります。ニンビン省の観光サービス株式会社のホアン・ビン・ミン( Hoang Binh Minh) 会長は次のように語りました。

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「美しい自然風景と豊かな伝統的文化を擁するニンビン省で開かれる2020年の国家観光年が成功裏に開催されることを確信しています。これを通じて、ニンビン省の観光製品が多様化し、ニンビン省を訪れる国内外の観光客がさらに増えることでしょう」

なお、2019年、ニンビン省を訪れた国内外の観光客は延べ760万人に達し、その中で、外国人観光客は97万人です。今年、ニンビン省はその数をそれぞれ778万人と百万人に達するという目標を掲げています。

2020年の国家観光年が開催されることはニンビン省が無形有形文化遺産をピーアールし、観光と経済社会発展を促進することに寄与すると期待されています。