HCM市でのホー主席にちなんだ遺跡

(VOVWORLD) -この家屋は現在第5区のチャウ・バン・リエム通り5番地にあり、「ホーおじさんの家」とも呼ばれています。

ホーチミン市ではホーチミン主席にかかわる国家特別歴史遺跡があります。これはグェン・アイ・コク、つまり、のちのホーチミン主席が救国の道を探すため、1911年に出国する前、9か月間にわたり滞在した家屋です。この家屋は現在第5区のチャウ・バン・リエム通り5番地にあり、「ホーおじさんの家」とも呼ばれています。

HCM市でのホー主席にちなんだ遺跡 - ảnh 1

史書によりますと、昔、この家屋は元々愛国者らにより創設されたリェンタイン社の本部でした。1910年9月19日、リェンタイン社の支援により、当時のグェン・タット・タインさん、つまり、のちのグェン・アイ・コクはグェン・バン・バーという名前をとり、中部フアンティットから現在のホーチミン市であるサイゴンに行って、出国のチャンスを待つため、この家屋で生活を送りました。

9か月間にここに滞在していたバーさんは新聞を売ったり、機械修理育成学校で仕事をしたりしながら、地元住民の生活を理解することができました。1911年6月5日、バーさんはフランス海運会社が運行するアミラル・ラトゥーシュ・トレヴィル号に乗って、救国を胸にフランスへ旅立ちました。

HCM市でのホー主席にちなんだ遺跡 - ảnh 2

ホーチミン主席が109年前に滞在した家屋は現在、歴史遺跡となってきました。この遺跡の説明員であるグェン・ティ・トゥ・トゥイさんは「この遺跡を初めて訪れた多くの人々はかつてホーチミン主席がここに住んでいたことを知り驚いた」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ) 

「この遺跡を見学する人々は救国の道を探すため出国する前、ホーチミン主席は何の仕事をしていたか、なぜここに泊まるかなどに関心を寄せています。国の行事や記念日に多くの人々はここを訪れます」

1988年、文化スポーツ観光省はチャウ・バン・リエム通り5番地にあるこの家屋を国の歴史遺跡として認定しました。ホーチミン主席がここに住んでからおよそ110年が経ちましたが、この家屋の建築様式が昔のまま保存されています。

HCM市でのホー主席にちなんだ遺跡 - ảnh 3

ホーチミン市文化スポーツ局所属歴史遺跡保存センターの幹部の一人であるチャン・テイ・ラン女史は「この遺跡はホーチミン主席の救国の道を求める過程に重要な節目を記すものである」と明らかにし、次のように語りました。

(テープ)

「国内で、ホーチミン主席にちなんだ遺跡がたくさんありますが、この遺跡は特別な価値があります。ホーチミン主席は非常に困難な状況でここで生活を送りましたが、これらの困難を乗り越え、救国の道を研究しました」

現在、ホーチミン市の文化部門はこの遺跡で紹介される品々を充実させるため、資料の収集を続けています。最近、生前、ホーチミン主席が使った衣服や電話機、サンダルが収集され、展示されています。歳月と共に、この遺跡が日増しに多くの人々により知られるようになっています。

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