中部カインホア省のチュン・サ群島にあるシントン島小学校に勤めている教師たちは、本土から派遣された人々ですが、生徒に知識を与えるだけでなく、生徒たちと身内のように接しています。
ドック教師と生徒
若い教師レ・アイン・ドックさんは、この学校で3年間にわたって働いています。ドックさんは島に住む生徒たちを自分の子供と同じように接しています。逆に、生徒たちは、ドック先生を自分の親戚として見なしています。ドック教師の話です。
(テープ)
「生徒たちの話し方はとても純朴です。彼らは、私たちとよく話し合っています。特に、読めない文字などがあると、私たちによく尋ねます。チュオンサ群島での仕事は私たちにとって任務だけではなく、責任でもあります。ですから、私は生徒のために、全力を尽くして取り組みます。」
ハ教師と生徒
一方、グェン・ゴック・ハ教師(26歳)の話では「この島に住んでいる生徒たちは本土の生徒と比べ、学習環境がまだ不十分ですが、皆は学習に取り組んでおり、かなりよい成績を収めているとしています。ハ教師は教育養成省のカリキュラムに従って講義の準備を確保する傍ら、生徒に自信を与えるために、よく課外活動をも行なっています。ハ教師の話です。
(テープ)
「シントン島小学校はまるで私の第二の家のようです。私はこの島で生活したり働いたりしているからです。可愛い生徒たちとその父母は常に私たちの生活に関心を持っており、助けてくれています。彼らの暖かい感情に応えるため、私たちは、生徒たちを自分の子供のように親しんでいます。私たちの生活はとても親密だと思います。」
自分の先生について、小学5年生のグェン・アイン・リュアンさんは次のように明らかにしています。
(テープ)
「先生からたくさんの事を教わりました。先生の教え方はとても分かりやすいので、授業内容は理解しやすいです。」
一方、小学1年生徒の母親であるレ・ホア・チンさんの話です。
(テープ)
「シントン島小学校には教師が二人しかいません。それに、生徒の数も少ないです。ですから、教師たちは生徒によく関心を払っています。そういうわけで、教師と生徒との関係は本土の学校より親しみ深いと思います。」
ハ教師とドック教師の熱心さにより、多くの生徒たちはよい成績を遂げています。この教師らはシントン島での小学卒業後、本土での中学高等学校に進学する生徒たちに対し楽しい記憶を与えるように働きかけています。