ドンナイ省の森林監視員たち

(VOVWORLD) -南部では、乾季がやってくると、森林火災はいつでも発生する恐れが高いです。こうした試練の中で、ドンナイ省のドンナイ自然文化保存地区で働いている人々は、森林火災予防対策に尽力しています。
ドンナイ省の森林監視員たち - ảnh 1    ドンナイ省の森林監視員たち

ドンナイ自然文化保存地区に至るまでの道路の両側には繁茂した森林があります。東南部地域の「緑の肺」とも例えられるこの地区は、ユネスコから生物圏保護区として認められました。

今年の乾季に、ドンナイ自然文化保存地区は、いつも極めて危険な森林火災警戒レベル(レベル5)を維持しています。森林火災を防ぐ為、森林に至るまでの全ての道には、森林監視員と現地住民が24時間体制で配置されています。

森林監視員の一人の話を聞いてみましょう。

(テープ)

「乾季の真っ最中ですから、森林火災を防ぐ為に、私たちは、当番制で森林の監視に当たっています。家族全員で一緒に過ごす時間が少なくなり、ちょっと寂しい気がするけど、この仕事が好きだからね。」

森林火災の見張り塔は、約25メートルの高さで鉄で出来ています。森林監視員の経験によりますと、一番高い木々の上には、白い雲か黒い雲が出てくると、監視に集中しなければなりません。もし、白い雲、または黒い雲が下から煙突のように集まった場合は、森林火災が発生しています。

ドンナイ省の森林監視員たち - ảnh 2森林監視員の ハイさん(左)と現地住民

この10年間、森林監視をしていきたハイさんの話です。

(テープ)

「森林監視は大変な仕事ではありませんが、つねに緊張しています。というのは、いつも監視の状態にあり、眠い時にも絶対に寝てはいけないからです。寝てしまうと、森林火災が発見できないのです。」

約6万7千ヘクタールの面積に及ぶドンナイ自然文化保存地区の周辺では、多くの居住地があります。現地住民が森林の中で、暮らしながら、農作業を行うので、森林火災の危険性は高いです。

ドンナイ自然文化保存地区の管理者の話です。

(テープ)

「現地の住民の役割も極めて重要ですよ。現地住民は森林監視員と一緒に森林火災予防対策に参加するからです。行政当局も、現地住民に対し森林火災予防対策の宣伝活動をよく行っています。」

森林監視員と現地住民たちは、毎日のようにドンナイ自然文化保存地区の保護、保存に全力を尽くしていることです。

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