バクリエウ省の英雄の母
南部バクリエウ省は革命功労者や、戦没者の遺族、傷病軍人などを対象に恩に報いる活動を良好に行っている地方の一つです。
ザライ県ザライ町に住む重度傷病軍人のチュオン・バン・シエップさんの家庭は、かつて藁葺きの屋根の家で暮らしていましたが、現地行政からチャリティハウスを受けたお陰で、立派な家に引越すことができました。
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「私の家庭は貧しい世帯です。農業用地もありません。政府と現地行政からの関心を受けて、立派な家で暮らせるようになりました。とても精神状態が良くなってきました。」
一方、ホアビン県ホアビン町に住むグェン・タン・ロンさんは重度傷病軍人であるため、生計は色々な困難にあります。その為、現地の行政当局、団体などはロンさんの家族にチャリティハウスを建設してあげた他、生産活動向けの低金利融資を行ないました。そのお陰で、ロンさんの家族は生活が改善できるようになりました。
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「ホアビン町の行政当局は常に私の生活と病気に配慮しています。私は毎月、無料診療治療制度を受けています。」
ザライ県だけでも、英雄の母64人、戦没者の遺族1554世帯、傷病軍人737人が国家の優遇政策を受けています。その他、旧正月テト、国家規模の祝日、戦没者傷病軍人の日などになると、これらの対象者はプレゼントなどをももらえます。特に、壊れそうな家に住む対象者は、行政当局からチャリティハウスを建設してくれます。
ザライ県人民委員会のマイ・チ・ティン委員長は次のように語りました。
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「私たちは、住宅に関し特別困難な状態にある家庭を再調査しました。その他、重度傷病軍人に対する補助金も増額されています。」
英雄の母や重度傷病軍人に対する補助金の増額はバクリエウ省の新たな点となっています。2010年以来、同省は常時に11800人に対する補助金を支給しています。同省が「恩に報いる」基金への募金運動を実現した結果、およそ1150軒のチャリティハウスが建設され、傷病軍人や戦没者遺族の家320軒が改修されました。
バクリエウ省労働傷病軍人社会事業局のズオン・バン・トイ副局長は次のように明らかにしました。
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「これまでに、バクリエウ省は戦没者を偲ぶ施設の建設、堤防の建設、戦没者の墓地の改修などにも投資を行ないました。特に、戦没者慰霊塔、及び1968年の勝利の記念塔を建設しました。これらは後の世代への革命教育に繋ぐ大切な文化的建設工事だからです。」
バクリエウ省は今後、戦没者の遺族、傷病軍人の子供などを対象に職業訓練、仕事の斡旋、学費の減免などに配慮します。恩に報いる活動を良好に行うことは「水を飲む時、井戸を掘った人の恩を思う」というベトナム民族の美意識を示すことです。