旧正月テトが近づいています。第5区海軍司令部の637号艦船は波を越えながら、沖合いに向かっています。テト用品を運ぶこの船はトチュ島、ホンクァイ島、ホンチョウ島、ナムズ島、ホンドク島に寄港しながら、それらの島に駐屯している海軍兵士が新春を迎えるため、様々なプレゼントを寄付します。
この6日間、この船は500海里を越え、新春の香りを陸から遠い島まで運びました。この船に乗っているベトナム南部の9つの省の代表団はベトナム南西海域に駐屯している海軍兵士がテトを楽しく迎えながらも、安心して祖国の領海主権を守れるように、テト用品を十分に提供するだけでなく、テトにあたりのお祝い言葉も伝えます。南部キエンザン省に住む68歳のチン・ティ・ゴさんは次のように語りました。
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「今回、南西海域にある離島に足を運べて、とても喜んでいます。島に住む兵士と島民の生活はまだ困難ですが彼らはいつも笑顔です。海軍兵士は「我々はいつも銃を持って、祖国の海岸線を守るため、尽力するよ、お婆さん、安心してください」と言ってくれました。」
各島に寄港するため、代表団の全ての会員は艦船から小船へ移動させなければなりませんでした。船は大きな波にあったため、多くの会員は波酔いで何回も吐いたりしました。船が島に着くとから海軍と島民の暖かい持てなしで楽しい日々を過ごしました。南部ハウザン省に住むド・トィ・ハンさんは次のような感想を述べています。
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「これまでに家を離れたことはありません。今年のテトは初めて島を訪れます。上には青い空があり、下には広々とした海です。その上、島に駐屯している兵士と島民の暖かい持て成しに感激しています。祖国の海域と空域の主権を守るため、こんなに大変な生活を送っている兵士たちに感心しています」
一方、南部ハウザン省婦人連合会のフィン・ディ・キム・フォンさんは次のように語りました。
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「民族の伝統的正月テトが近づいています。我々は陸からの暖かい心を実感しています。陸から届けられたプレゼントは我々兵士らの精神を奨励してくれました。」
島に駐屯している兵士の殆どは若者です。彼らは各省の芸術家による芸術公演を楽しました。今回、島に赴く南部各省のアーティストらも心を込めて、故郷を讃える歌や踊りを披露しました。南部カントー省の女性歌手、キムガンさんの歌声は全島に響き渡り、兵士一人一人の心の中に染み渡っていました。
歌声の肉声
島を訪れる代表団を迎えるため、島に駐屯している兵士らは野菜、淡水、豚肉、鶏肉などを周到に用意しました。ホンチョイ島に駐屯してるファムト士官の奥さんであるファム・ティ・メンさんは次のように語りました。
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「旧正月テトはまだ来ていませんが我々は大規模なパーティーを周到に準備しました。今日のパーティーは陸から来たお客さんを迎えるためのものです。本当に楽しかったです」
春は南西海域にある島々を訪れています。この船はもうすぐ島を出港します。国の領海主権を守る兵士らと別れる時間はそろそろ来ます。陸に戻る船は離島の兵士と島民の暖かい心を運びながらも、波を超えて、明るい春に向かうことでしょう。