アセアン・中国経済貿易協力促進

すでにお伝えしましたように、グエン・タン・ズン首相は中国の李克強首相の招きに応じて、9月3日、中国の南寧市で開催される第10回アセアン・中国投資貿易首脳会議、及び、投資貿易見本市に出席しました。

ズン首相の参加は「中国との全面的友好協力関係の強化を重視し、アセアン・中国戦略的パートナーシップ樹立10周年を記念する活動を積極的に進める」というベトナムの政策を示すものと見られます。また、これはベトナム企業の投資貿易振興活動や相手とビジネスチャンス模索を促進するものともなります。

アセアンと中国が対話関係樹立22周年を迎える背景の中で開催された今年のサミットと見本市は「地域の開発協力:新たなチャンス、新たな原動力、新たな段階」をテーマにし、双方の経済貿易関係を新たな発展段階に押し上げるものとなると期待されています。

このサミットと見本市が設置された2004年以来、アセアン・中国間の経済貿易関係は迅速に発展してきました。双方間の貿易額は2002年の540億ドルから2012年に4000億ドルに増額し、その年平均成長率が22%に達しています。

双方は、2015年をめどにその取引額を5000億ドルにするという目標を掲げています。また、投資関係も迅速に発展しています。この10年間、双方間の投資総額は700億ドルを越えました。


アセアン・中国経済貿易協力促進 - ảnh 1

これに関し、ベトナムのファム・クアン・ビン(Pham Quang Vinh)外務次官は「中国が第12回5カ年計画を実施していることや、アセアンがアセアン共同体構築を進めていること、特に、アセアン・中国のFTA=自由貿易地域が既に稼動したことなどは、双方間の協力強化に多くのチャンスをもたらす」と評価した上で、「今後、その関係をさらに発展させるためには双方の更なる努力が必要とされる」との見解を示し、次のように語りました。

(テープ)

「FTAからもたらされるメリットを活用することはそれぞれの国の能力によって違います。アセアン加盟諸国の間には発展格差がまだ大きくて、全ての加盟国がそのチャンスを活かすことができるとはいえません。このため、経済発展程度がまだ低い加盟諸国を支援する活動は欠かせないものです。特に、経済統合は、商品の輸出入の促進だけでなく、科学技術の移転や発展能力、生産能力の向上でもあります。」

アセアンの積極的なメンバーであるベトナムはアセアン・中国間の協力の促進に常に取り組んでいます。ベトナムの一貫した立場は「協力促進は双方だけでなく、アジア地域全体にも利益をもたらす」ということです。これに関し、ビン外務次官は次のように明らかにしています。

(テープ)

「この長年、ベトナムはドイモイ刷新事業を進めており、地域と世界経済への参入を積極的に行っており、多くの成果を収めてきました。これは、ベトナムが中国を含む各国とのFTAを履行するための基礎となります。ベトナムは今後も他のアセアン加盟国とともに、中国との全面的かつ戦略的協力関係を促進していく方針です」

さて、ベトナムにとって、アセアン・中国投資貿易見本市への参加は多くの利益をもたらします。地理面から見ると、中国の広西チワン族自治区はベトナムの4省と国境を接しています。この見本市への参加は同自治区との経済関係強化に大きく寄与するといえます。

実際、近年、ベトナムと同自治区との取引額が迅速に増加し、その年間成長率が20%を超えています。そのほか、この見本市はベトナム企業の投資貿易振興活動や相手とビジネスチャンス模索を促進する場とも見られています。統計によりますと、昨年の見本市にはベトナムナム企業が9000万ドル相当の経営契約を締結したということです。

今回は、ベトナム企業110社が参加し、200の展示ブースを設けますが、参加企業や展示ブースの数で、アセアン諸国の中にトップに立っています。これはベトナムの輸出促進に大きく寄与すると評されています。

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