イラン大統領の南米4カ国歴訪


イランのアフマディネジャド大統領は8日、ベネズエラや、ニカラグア、キューバ、エクアドルの4カ国歴訪を開始しました。同大統領は記者団に対し、「イランと南米諸国との関係が良好に発展しているが、イランはその関係を一層強化する政策を取っている」と話しました。5日間にわたるこの訪問期間中、同大統領はこれらの国々の指導者らと会談し、関係強化策のほか、北アフリカ情勢やユーロ圏諸国の債務危機など国際諸問題について意見交換する予定だということです。

国際アナリストらによりますと、アフマディネジャド大統領はEU欧州連合がイラン産原油の輸入禁止で原則合意するなど、米欧が「イラン包囲網」を狭めつつある中、アメリカの「裏庭」とみられている中南米で一定の支持を得ていることを改めて国際社会に印象付けたい考えです。
アフマディネジャド大統領の到着に先立ち、ベネズエラの反米左翼、チャベス大統領 もテレビ演説で「南米の人々は帝国主義のヤンキーに決して屈しない」と力説した上で、国際社会から強い圧力にさらされるイランに連帯の意思を示しました。 両大統領ともアメリカを「帝国主義者」と批判する反米の急先鋒です。
チャベス大統領はイランの核開発を支持し、両国は軍事関係も強化させています。アメリカの強い影響下にある世界銀行やIMF国際通貨基金に対抗し、両国は2010年に開発銀行を共同設置するなど経済面での結び付きも深いです。

イラン大統領の南米4カ国歴訪 - ảnh 1
                      イラン海軍の軍事演習

両大統領の共闘はアメリカのオバマ大統領にとって頭痛の種です。オバマ氏は先月、ベネズエラ国民に向け、「基本的人権を侵害し、世界から孤立する国・イランとベネズエラが関係を持つことにどんな利点があるか考えるべきだ」と強調しましたが、これは影響がないとみられています。

ベネズエラのほか、ニカラグアや、キューバ、エクアドルもアフマディネジャド大統領を大歓迎しています。この局面から見れば、この歴訪はイランと南米諸国との同盟関係構築に寄与するといえます。そして、この同盟関係は欧米諸国の圧力を軽減するものとなるでしょう。

ご感想

他の情報