(VOVWORLD) - 先ごろ、ユネスコの世界遺産として認定されたベトナム東北部クアンニン省にあるハロン湾で、湾内の各スポットに観光客をのせる小型旅客船いわゆる「水上バス」が導入されました。これは観光客の便宜を図る措置とみられています。
ハロン湾の水上バス(写真:bvhttdl.gov.vn) |
毎日、大勢の国内外の観光客はハロン湾を訪れています。その中に、遊覧船・クルーズ船を予約する人もいれば、予約しない人もいます。予約しないで、湾内クルーズをしたい場合、長く待たなければなりません。
こうした中、「水上バス」はよい選択肢となっています。現在、「水上バス」というモデルは効果を上げ、ハロン湾の観光サービスの質的向上に貢献しています。このモデルは、2018年末に試験的に導入されましたが、先ごろ正式に稼働しました。現段階で、1日平均10便が運航され、150人の観光客にサービスを提供していますが、休日には、17便に増便され、利用者数が500人にのぼります。
ハロン湾の「水上バス」は、クアンニン省の観光サービスの充実や、観光部門の収入向上などに役立ち、観光客から好評を得ています。ハノイから来た観光客の1人の話です。
(テープ)
「私は家族と一緒に、ハロン湾観光をしています。サービスが良くて、チケット購入は便利ですね。また、管理委員会のスタッフは詳しく説明してくれました。また、ここに戻ってきたいのですよ。」
現在、ハロン湾管理委員会はインターネットや、マスメディアなどを通じて、「水上バス」に関するPRを進めています。また、このサービスの質的向上を目指し、利用者の意見集約も行っています。これらの措置により、近いうちに、ハロン湾での「水上バス」は知名度が高まり、観光客が愛用するものになることでしょう。