(VOVWORLD) -過去50年間、両国の友好協力関係はより緊密となり、多くの分野において発展し、多大な成果を収めてきました。
2023年4月12日はベトナムとフランス外交関係樹立50周年記念日となっています。過去50年間、両国の友好協力関係はより緊密となり、多くの分野において発展し、多大な成果を収めてきました。
二国関係の際立ったことがら
ベトナムとフランスは過去に悲しい歴史を経験しました。しかし、現在、両国は過去を棚上げし、多くの類似点や共通の利益を共有しています。ベトナムとフランスが2013年に戦略的パートナシップを樹立したことは、両国関係にとって新たな時代を切り拓く節目となっています。
ベトナムとフランスが戦略的パートナシップに関する共同宣言に調印して以来、双方の政治的関係は良好に発展しています。両国間のハイレベルな代表団の往来が頻繁に行われるようになっています。両国は、政治や、経済、国防に関する各レベルの対話を常に行っています。
ベトナムとフランスの2011年∼2019年期の貿易取引総額の成長率は年平均15.7%に達しました。2022年の貿易取引総額は53億ユーロを超え、2021年と比べ10%も増加しています。現在、EU欧州連合の加盟国の中で、フランスはベトナムにとって第4位の輸出先であり、第2位の外国直接投資国となっています。さらに、フランスは、欧州諸国の中でベトナムに対する上位の支援国となっています。
毎年、フランス政府は、ベトナムとの文化協力活動などに約500万ユーロを拠出しています。また、両国はフランス語圏国際機関に関連する諸活動を頻繁に行ってきました。
戦略的パートナシップの深化
現在、ベトナムとフランスは二国関係の強化に繋がる複数のメリットに恵まれています。フランスは欧州で中核的な地位を占め、グローバルな役割を果たしており、アジア地域において重要な影響力を持っています。一方、ベトナムは、経済が迅速かつダイナミックに発展し、東南アジアと東アジアにおける重要な役割を果たしている国となっています。両国は国際課題を巡る見解や利益を共有しています。そこで、ベトナムとフランスの協力関係の強化は、両国の利益のために客観的かつ必要な要求であるとされています。今後もベトナムとフランスは、エネルギー、医療、交通、環境、人材開発などの分野において協力を強化する方針です。
ベトナムとフランスは、相互の尊重、平等、公平、互恵の協力、平和と包摂的で持続可能な開発のために取り組むという精神に基づいた多極的な世界と多国間主義に対する共通の見解を持っています。