ベトナムと国際社会が中国に国際法の遵守を求める

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国外在留ベトナム人による中国の行動に抗議する集会

既にお伝えしましたように、去る5月2日に中国はベトナム東部海域、いわゆる、南シナ海で掘削作業を行なうために、石油リグ海洋981号を、北緯15度29分58秒東経111度12分06秒に設置しました。5月27日に、この掘削設備は北緯15度33分38秒東経111度34分62秒の位置に移転されました。

これらの座標はベトナムの排他的経済水域と大陸棚の奥にあり、ベトナムの沿岸から130海里から~150海里ほど離れています。それ以来、中国は掘削設備を固定し、 1隻の大型艦船を配置して、ベトナムの法執行部門の船舶に対する連続的衝突や体当たり、さらに海域で操業中のベトナム漁船を沈没させたり、拿捕したりしました。

石油リグ海洋981号の周辺では、2005年から中国の船舶が、ベトナムの排他的経済水域と大陸棚に幾度も侵犯し、2次元および3次元の地震地質探査 を行いました。その度に、ベトナムは法執行民事船を派遣し、中国に対しベトナムの排他的経済水域での活動を停止させるよう求めると同時に、中国の違法行為に抗議するため外交的交渉や公文書の送付などを何度も行ないました。

その中でも、特にベトナム外務次官と在ハノイ中国大使による交渉が行なわれ、2010年8月5日と2011年8月8日に、ベトナム外務省の報道官はベトナム東部海域におけるベトナムの領有権と裁判権に違反した行動を直ちに停止させ、再発させないよう、公開要請を行いました。

2014年5月2日から、この海域が緊張状態になって以来、ベトナムは中国にベトナムの領有権と裁判権への違反行動の停止を求める為に、様々な形式を通して中国との対話に努力してきました。ベトナムは中国に対し、掘削設備及び艦船を撤去させ、国連憲章と1982年の国連海洋法条約の規定、南シナ海行動宣言、及び両国の合意書などに従って二国間の交渉に有利な条件を作り出すようを求めました。

これまでに、ベトナムは30回を越えて、中国の関連各機関と外交的接触を行ないました。その中でも、去る6月18日にハノイで、ベトナムのファム・ビン・ミン副首相兼外相と中国のよう・けつち国務委員による会見が行われました。しかし、中国は石油リグ海洋981号の撤去と外交的交渉を開催することなく、海上での挑発的行動を弁明するための、曖昧な法的証拠のみを示してきました。

先頃、ベトナムのレ・ホアイ・チュン国連大使は引き続きパンギムン国連事務総長に書簡を送り、その中で、中国がベトナムの排他的経済水域と大陸棚に掘削設 備を不法設置した行動に対するベトナムの立場を示す文書を配布するよう求めました。

この文書は、中国に対し1982年国連海洋法条約に従って確立されたベトナムの権利を尊重するよう求めました。また、ベトナムは中国に対し、国際法を遵守し、ベトナムの領有権と裁判権への違反行動を直ちに停止させるよう断固として要求しています。

一方、国際社会は具体的な行動で海上での中国の拡張戦略を阻止しています。その一例としては、先週末、アメリカ上院は賛成多数で、南シナ海と東シナ海における中国の挑発的な行動に反対する決議を採択しました。この決議は、中国に対し石油リグ海洋981号などを撤去し、海上の原状を5月1日以前に復帰させるよう求めました。

同決議では「領有権に関する中国の無理な要求や、ベトナムの排他的経済水域と大陸棚における中国の石油リグ海洋981号の活動を後押しした中国の挑発的な行動は、武力行使で海域の原状を変更させようとする一方的な陰謀であり、海上での行動規範に違反する兆しを見せてきた」と強調しました。

それと同時に、フランス語圏諸国議院同盟が出したフランス語圏諸国でのホットスポットに関する決議の中で、南シナ海の緊張情勢に懸念の意を表明しました。

フランス語圏諸国議院同盟は「地域内の平和と安定の克服を目指す為のベトナムと他国の努力を支持すると同時に、中国に対し現在の緊張情勢への完全な解決に参加し、南シナ海行動宣言を効果的かつ十分に実現し、南シナ海行動規範を早期締結するよう求めました。

 

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