今年第3四半期に起工するこの道路は、ハノイ・ハイフォン・クアンニン高速道路に繋がり、ベトナム・ 中国・ASEAN=東南アジアア諸国連合を結びつけるものとなります。バンドン・モンカイ高速道路は全長80キロメートル、幅25メートル、4車線規模のもので、その投資額が11兆ドン（約550億円）となっています。これは、クアンニン省と北部各地方を結びつけるだけではなく、ベトナム・中国・ASEAN間の交通・通商にとっても重要な役割を果たします。

（写真：Baoquangninh)

クアンニン省人民委員会のグエン・ドゥク・ロン委員長は次のように明らかにしました。

（テープ）

「この道路は、経済社会面でも国防・安全保障面でも重要です。したがって、政府はその建設をクアンニン省に委託しました。私たちは、国内の財源を集めます。また、立ち退きなどの費用は我が省の予算から拠出されます。」

バンドン地方は、特別な行政・経済地区（いわゆる特区）構築が進められている3つの地方の中の1つです。したがって、この地方では、この高速道路のほか、国際空港や、世界遺産のハロン湾の一部となる海洋観光地も建設されます。

バンドン・モンカイ高速道路建設プロジェクトの進捗度を確保するために、2017年7月から、クアンニン省は立ち退きなど関連作業を開始しました。モンカイ市人民委員会のブ・バン・キン委員長は次のように明らかにしました。

（テープ）

「現在、この高速道路に関する宣伝を進めています。また、現地調査や、立ち退きなども同時に行っています。すべての作業が計画通りに実施されるために取り組んでいます。」

バンドン・モンカイ高速道路は首都ハノイや、港湾都市ハイフォン、クアンニン省の間の経済連携に役立つだけではなく、ベトナムを含むASEANと中国との貿易・観光協力にも貢献すると期待されています。