(VOVWORLD) - ベトナム共産党は1930年に設立されて以来、民族大団結の大きな力を発揮しながら、ベトナム民族を多くの勝利へと導いています。これは、ベトナム共産党が、民族大団結に関するマルクス・レーニン主義及びホーチミン思想を民族の伝統と結合させた結果であると言えます。
ホーチミン主席と少数民族の人々 |
ベトナム共産党歴史研究所のグエン・チョン・フック元所長によりますと、生前、ホーチミン主席は、「党内の団結は人の目のようだ」と述べ、党内の団結を重視していました。ホーチミン主席の言葉の中で最も有名なのは、「団結・団結・大団結・成功・成功・大成功」という言葉です。ベトナム共産党の今までの成果は、民族の大団結によるものです。そのため、ベトナム共産党は、党のリーダーシップと戦闘力を高めながら、民族大団結の力を最大限に発揮させる方針です。フック氏は次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム共産党のこの90年の歴史から見ると、どんな時代においても、革命の勝利は、ベトナム共産党が民族の力を発揮し、国内の力と外からの力を結合させ、チャンスを活用したことから生まれたものでしょう。これは、ベトナム革命の教訓の一つです。」
ベトナム共産党の力は、民族の力から生まれたものです。そのため、民族大団結の力を強化・発揮することはベトナム共産党のこの90年の革命路線の一つです。第12回党大会は、「民族大団結はベトナム革命の戦略的路線であり、祖国の建設・防衛事業の大きな原動力でもある」と強調しました。
ダイナム大学法律学科のブイ・スアン・ドゥク博士によりますと、ベトナムの革命事業は、共産党の指導と国民の応援との結合によるものです。ベトナム共産党は、国民と密接につながるのみで、自らの使命を全うすると言えます。そのため、ベトナム共産党を核心要素とする民族大団結を強化することは今もなお、差し迫った課題です。ドゥク博士は次のように語りました。
(テープ)
「民族大団結は社会の構成員全員が一つなるということです。その大団結は政治面での団結であり、革命事業での団結でもあります。共産党は、その団結精神に基づいて社会全体を一つにして指導するという役目です。」
一方、ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のファム・テ・ズエット元議長は、ベトナム共産党はまず、党内の団結を図り、リーダシップを果たしたうえで、民族大団結を強化しなければならないと述べ、次のように語りました。
(テープ)
「ベトナム共産党は、民族大団結の力を最大限に発揮させるために、党内の団結を強化し、党幹部は国民の模範になるべきだと思います。民族大団結の力を発揮させれば、国の工業化と現代化の事業は必ず成功するでしょう。」
かつて、ベトナム共産党を核心要素とする民族大団結はベトナムの最大の力でしたが、現在も、その事実は変わらないでしょう。