トアン情報通信次官
先頃、チュオン・ミン・トアン情報通信次官はベトナムの声放送局の取材に対し、今年中にベトナム情報通信省は報道、出版、郵政、通信、情報技術などの分野における国家管理を強化すると明らかにしました。これは、2025年までのベトナム報道発展計画の実施を目指すとされています。
2025年までの報道発展と管理計画草案の完備
トアン情報通信次官によりますと、情報通信省は、政治局に提出する為に、2025年までの報道の発展と管理計画草案を立案中です。トアン次官は次のように語りました。
(テープ)
「この計画は報道事業を発展させると同時に、良好に管理するということを強調しています。これは単なる報道機関の再調整であるではなく、報道が健全に発展し、国民に情報を正しく十分に伝わるように役立つと期待されています。報道は国民の機関紙で、国民のフォーラムでもあり、国民の関心事を取り上げ、国民に党の路線と国家の政策を十分に伝えなければなりません。そこで、報道は、客観的かつ忠実、迅速でなければなりません」
現在、ベトナム全国に845の報道機関が活動しています。トアン次官によりますと、報道機関の調整はマルチメディア報道機関の成立の方向に沿って行なわれることになります。最も重要なのは、目的の趣旨に反し、事実を歪曲し、著作権に違反した印刷物や新聞などは撤廃されるということです。報道機関は、科学技術の発展プロセスを追いかけるために、有利な条件を作り出されます。
報道の発展と管理
トアン情報通信次官は「世界各国におけるインターネットと社会的ネットワークが日増しに発展している。これは、国民が情報を迅速的かつ全面的に把握するチャンスである一方、ベトナムにおける情報通信の管理にとって試練でもある」と強調しました。情報通信省の今年の重要な任務の一つは有害情報がベトナムの情報通信環境を左右しないように管理するということです。トアン次官は次のように語りました。
(テープ)
「情報通信分野では、情報を早く伝えることは重要です。そこで、報道機関は情報を主体的に伝えなければなりません。また、国営機関側も国民の関心事に関する情報を主体的に提供しなければなりません。」
このように語ったトアン次官は、出版活動について「ベトナム情報通信省は、今年中に出版活動の健全化に向けた方策をとる。出版法を履行すると共に、出版者間の連携などを監視、検査する為、法的文書を発行させる」と明らかにしました。