(VOVWORLD) - ベトナム政府は再生可能エネルギー開発を促進させてゆく方針です。
近年、ベトナム経済がダイナミックに発展していることは、エネルギー需要が高まりつつあることにつながっています。これは、ベトナムのエネルギー安全保障にとって大きな試練となっています。こうした時代を前に、ベトナム政府は再生可能エネルギー開発を促進させてゆく方針です。
伝統的なエネルギーの供給源が減りつつある中で、再生可能なエネルギーによる発電は、再生可能なエネルギーが豊富なベトナムのエネルギー安全保障に役立つとされています。経済専門家ゴ・チ・ロンさんは次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムは再生可能なエネルギーの大きな潜在力に恵まれていますが、その開発はまだまだです。しかし、政府は、太陽光と風力による発電プロジェクトを展開していて、再生可能なエネルギーの開発に関心を寄せいています。」
再生可能なエネルギーの開発は経済面でも環境面でも大きなメリットを与えていますから、世界のエネルギー分野の主要な動きとなっています。再生可能エネルギーの専門家クーズ・ネーフィースさんは次のように語りました。
(テープ)
「ベトナムを含む世界各国は、再生可能なエネルギー部門が多くの労働者に雇用を創出することを認識しているでしょう。実際、ベトナムには、再生可能なエネルギー設備を生産する産業があります。その反面、この産業があることによって、再生可能なエネルギーはますます発展するでしょう。これは前向きな動きであると思います。 」
GIZドイツ国際協力公社の報告によりますと、ベトナムの風力発電の総出力は、21万5千MWに、太陽光発電の総出力は34万MWにのぼると予測されています。また、農業国であるベトナムは、バイオエネルギーに必要な原料の大きな供給源を持っています。こうしたベトナムは再生可能なエネルギーを一段と開発させることでしょう。