既にお伝えしましたように、5月19日のホーチミン主席の生誕126周年記念日を迎えるにあたり、第12期ベトナム共産党書記局は、ベトナム国民が敬愛する「ホーチミン主席の道徳を見習おう」運動に関する党政治局の3号指示の実施状況を総括し、この問題に関連する政治局の新しい指示の展開を討議する会議を行いました。これは、この運動を促進していきたい党と政府、国民の決意を示すものとみられています。
HCM市にあるホーチミン像
この5年間、政治局の3号指示の実施は経済社会発展、国防安全保障、外交関係拡大、党建設、政治体制完備などに積極的に寄与してきました。同時に、政治思想の衰退状況の防止対策に役立っていると評価されています。
運動の成功
北部山岳地帯タイグエン省ドンヒー県奨学協会のブー・ヒュ・ザオ会長は今年、80歳ですが、「ホーチミン主席の道徳を見習おう」運動に積極的に参加しています。これまで、ザオさんは県内の各機関、企業、団体、個人に対し、地元の奨学基金に寄付するよう働きかけ、数十億ドンを集めてきました。ザオさんは、次のように話しています。
(テープ)
「人々の学習、特に、全生涯学習とホーチミン主席の道徳の学習を励ますために取り組んできました。あらゆる困難を乗り越え、県内のすべての村で奨学会を設立するという目標の実現に力を入れてきました。その結果、現在、わが県は257の奨学会ができました。これも、“ホーチミン主席の道徳を見習おう”運動に役立つと思います。」
一方、中部港湾都市ダナンでも、「ホーチミン主席の道徳を見習おう」運動は日常活動となっています。同市党委員会のボー・コン・チー副委員長は次ぎのように明らかにしています。
(テープ)
「党政治局の3号指示の実施は積極的な成果を収め、人々の認識の向上、党建設事業、政治システムの健全化、党員・幹部・公務員の心身練磨などに貢献しています。また、市内の経済社会発展事業にも役立っています。」
実際、「ホーチミン主席の道徳を見習おう」運動は国の経済社会発展事業や、国防・安全保障の強化、外交関係の拡大、汚職防止対策、党員の道徳衰退の防止、党への国民の信頼の強化などに積極的に貢献していると評価されています。
今後の方向
3号指示に次ぎ、党政治局は5号指示を出し、さらに「ホーチミン主席の道徳を見習おう」運動を促進していくよう訴えています。これは国の発展事業の要求に応えるものとしています。これに関し、党書記局のディン・テ・フィン常務局員は「ホーチミン主席の道徳を見習おう」運動の継続を求め、次のように語りました。
(テープ)
「全党、全国民、全軍に対しホーチミン主席の思想、道徳、スタイルに関する基本的内容と大きな価値を深く理解させる必要があります。ホーチミン主席の思想、道徳、スタイルを社会生活の着実な精神的基盤にすると共に、持続可能な開発という要求に対応する為に、ベトナムの文化作りとベトナム人の育成をしなければなりません。」
党政治局がこの運動の促進に関する指示を出したことは、ホーチミン主席の道徳の価値を再確認するものといえます。そして、今後、その精神に従って、各レベルの党委員会や、行政府、団体は、この運動の促進の重要性を貫徹し、具体的活動で、この運動を拡大・促進させていきます。