ロシアとウクライナとの関係


ロシアとウクライナとの関係は、ウクライナの新政権が誕生してからも、悪化しています。最近の動きから見れば、双方は忍耐力を失って、両国関係を危険な状態に追い込んでいるといえます。そして、この緊張情勢が収束する兆が見えず、今後も悪化するとの懸念も出ています。


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ロシアとウクライナ両大統領(写真:CBC)

17日、ロシアは国連安全保障理事会に、ウクライナに関する決議案の改訂版を提出し、その中で、ウクライナ南部・東部における危機の人道的側面や、砲撃による民間人の死亡、水、食料、医薬品の不足、戦闘地域からの避難を望む住民のための人道回廊の設置について触れました。

これに対し、ウクライナ議会は、東部国境での警備を強化することに関する決議を採択しました。また、ウクライナのポロシェンコ大統領は16日、関係省庁や企業に対し、ロシアとの軍事協力の全面的禁止を命じました。


関係悪化

これらの動きは両国関係を悪化させていますが、それより前も多くの問題が発生しました。中でも、ロシアがウクライナへのガスの提供を停止することがあります。ロシア政府系のガス会社「ガスプロム」は16日、ロシアからウクライナに輸出している天然ガスについて、ウクライナが滞納している代金が期限までに支払われなかったとして、輸出を停止することを決めました。

こうした中、首都キエフでは、約200人がロシア大使館を取り囲んで抗議しました。市民らはロシア国旗を降ろし、建物に石などを投げ付け、大使館の車などを破壊しました。これも問題の深刻化に繋がっています。


行き詰まり

ウクライナのポロシェンコ大統領は16日、親ロシア派武装勢力との戦闘が続く東部情勢について、ロシアとの国境を完全に管理下に置いた後、週内にも「停戦を宣言できる」と表明しました。東部の「和平計画」を詰め、週内に地方分権への憲法改正案を国会に提案する考えも示しました。しかし、ロシア側はその発言を疑問視しています。

というのは、ウクライナ軍が東部での作戦のために戦車1000台をさらに購入する計画であるということも明らかになったからです。これに対し、ロシア側は、「あらゆる状況に対しても対応できる」と警告しました。

こうした中、アナリストらは「現在の危機はまだピークに達していない」とした上で、「今後も情勢が複雑に推移し、ロシアとウクライナとの関係は予測できない状態だ」との見方を示しています。

 

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