(VOVWORLD) -22日から25日にかけて、ジュネーブの国連本部で、レー・ホアイ・チュン外務次官率いるベトナム代表団はUPR=国連人権理事会第3回普遍的定期的審査制度に関する国家報告書をめぐる対話に参加しました。
ベトナムは国連人権理事会第3回普遍的定期的審査制度に関する国家報告書を周到に準備し、共産党、政府、非政府諸組織、研究者、市民多数の意見集約を基に作成しました。
人権擁護に努力するベトナム
国連人権理事会の第3回普遍的定期的審査制度に関する国家報告書は前回の審査からのベトナムの人権擁護状況を総括すると共に、人権に関連する法律と政策をアップデートし、ベトナムが第2回審査に認められた建議の実施状況を点検しました。
第3回普遍的定期的審査制度に関するベトナムの国家報告書によりますと、2018年10月末現在、ベトナムは第2回審査に認められた182件の建議の内、175件を実施しました。残りの7件の建議が実施中、または、適切な時期に実施されます。
ベトナムが人権擁護で達成した際立つ成果として挙げられるのは2013年の憲法の採択、人権や市民権に関連する90件の法律を改正、または、新規制定したということです。ベトナムの経済成長率は長年にわたり、6%を超えています。これと同時に、2016年に貧困率が5.2%に、2017年に多次元貧困率が 7.69に引き下げられました。
教育を受ける権利、医療サービスを受ける権利などが改善され、全国で幼稚園と小学校教育普及が完成しました。また、男女平等の実現には進歩が見られ、国会と各レベルの人民評議会における女性代表の割合が27%前後に達し、地域内諸国と比べて高い水準にあります。宗教信仰活動は豊かに実施されています。
ベトナムはインターネット利用者の数の割合の伸び率が世界で最も高いレベルにあります。現在、ベトナムのインターネット利用者数は5千万人に達しました。
世界の人権擁護に貢献する
これらの成果を達成した他、ベトナムは人権擁護に関する世界各国と国際諸組織の活動に寄与しています。具体的に、ベトナムは人権擁護に関する国連、アセアン=東南アジア諸国連合などのフォーラムに積極的に参加しています。
これらのフォーラムで、ベトナムは女性と子供、及び、身体障がい者の権利、気候変動の影響を受ける人々の権利を始め、人権擁護に関する多くの構想を出し、国際社会の好評を得ています。ベトナムは人権擁護に関する公約をきちんと履行してきました。
今後、全ての国民の権利を確保するため、ベトナムは法治国家として、人権擁護に関する政策の完備に力を入れます。その中で、ベトナムは「人民のための政府づくり」という目標の実施、行政改革、公的行政サービスの質的向上、汚職・官僚主義の防止などを精力的に進めます。
ベトナムは多次元貧困解消政策、貧困格差の縮小を始め、持続可能な開発目標の実施を加速させることを公約します。また、ベトナムは人権擁護に関する対話と協力を引き続き支持し、世界の人権擁護に寄与してゆきます。