人権の国際対話における協力を重視するベトナム

(VOVWORLD) -これまで、ベトナムは人権擁護に関する国際協力を重視しており、人権理事会、経済・社会理事会、ユネスコ執行委員会など国連の人権体制に積極的に参加してきました。

先ごろ、ベトナムは国連人権理事会にUPR=国連人権理事会の普遍的定期的審査制度に関する第3回国家報告書を提出しました。そして、ベトナムは2019年1月22日、国連人権理事会で行われるUPR国家報告書に関するダイアローグに参加します。これはベトナムが国内を始め、世界的規模での人権擁護の促進のため、世界各国との対話を重視することを示しています。

これまで、ベトナムは人権擁護に関する国際協力を重視しており、人権理事会、経済・社会理事会、ユネスコ執行委員会など国連の人権体制に積極的に参加してきました。

地域と世界における対話や協力を強化

ベトナムは国連人権高等弁務官事務所や人権理事会の特別手続職務権限保持者などとの協力と対話を重視しています。特に、この5年間、国連の文化権利に関する特別報告者、宗教・信仰の自由に関する特別報告者、食料権利に関する特別報告者などが相次いでベトナムを訪れています。これらの訪問で、国連の特別報告者はいずれもベトナムが達成した成果、ベトナム政府と各地方行政府の協力を確認した上で、ベトナムにおける人権擁護促進に関する勧告を出しました。

ベトナムとASEAN=東南アジア諸国連合加盟諸国はASEAN共同体を構築する際に、人権擁護に関する計画を取り入れています。現在、ASEAN加盟諸国は人権に関するASEAN政府合同委員会の2015年~2020年期における5カ年計画、2016年~2020年期におけるASEANの女性と子ども保護、及び、権利促進委員会の行動計画を展開しています。

ベトナムとASEAN加盟諸国は女性と子供に対する暴力撤廃行動計画、移民労働者の権利保護促進に関するASEAN合意書、女性、平和、安全保障に関する共同宣言などを採択しました。

特筆すべき事はベトナムは人身売買防止対策に関するASEAN条約を批准しており、人身取引対策ボホール行動計画、「不法移民」「人身取引」および関連する国境を越える犯罪に対する地域協力の枠組みであるバリ・プロセス、人身取引対策に関するメコン地域閣僚イニシアティブなどに参加しました。その他、ベトナムは国境を超えた人身取引対策に関して、中国、タイ、カンボジア、ラオスと2国間合意書を締結しました。

人間を発展の中心にする

今回発表した国連人権理事会の普遍的定期的審査制度に関する第3回国家報告書を始め、国の発展政策において、ベトナムは国連の持続可能な開発目標とベトナムの持続可能な開発目標の実現を通じて、持続可能な開発を実施することを公約しました。また、ベトナムは人間の権利、社会安全保障、男女平等に関連するサービスへの接近に発生する不平等を削減するため、全力を尽くしています。

ベトナムはベトナムの法律と国際法に規定されている人間の基本的権利を確保するため、人間の権利に関する教育を優先的に実施しています。また、ベトナムは平等と国際法の尊重を基礎に、人間の権利に携わっている国連の各機関や世界各国との対話を今後も強化することを確約します。

そして、ベトナムが締約した人間の基本的権利に関する国際条約を厳格に実施すると共に、この人間の権利に関する他の条約への締約を準備しています。国連の各委員会への立候補が世界の平和と安全保障の確保、人権の擁護を優先的に行うというベトナムの主張を示すことでしょう。


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