(VOVWORLD) - 3日午前、ハノイで、トーラム国家主席は党書記長に就任した後、外国の記者団との会見を行いました。席上、ラム党書記長・国家主席はベトナム共産党の路線、とりわけ、対外路線に関する第13回党大会決議を精力的に実施すると強調しました。
第13回党大会決議は「独立、自主、全方位、国際関係の多様化、各国の友人で、信頼できるパートナーであり、国際社会の積極的で責任感あるメンバーでもあるという外交政策を堅持するとしています。
第13回党大会以降、ベトナムは外交分野で歴史的意義がある成果を収め、二国間、および多国間の両方で外交関係が絶えず拡大されています。
新時代の外交政策で独立・自主を堅持
第13回党大会で打ち出された外交政策と外交分野の成果を発揮し、ベトナムは祖国を着実に守り、ドイモイ=刷新事業を成功させるため、力を尽くしています。就任後の記者会見で、トーラム党書記長・国家主席は次のように語りました。
(テープ)
「これまで、達成されてきた成果を発揮し、外交政策の効率化に取り組みます。また、外交活動で『独立、自主、自力自強』の原則を堅持し、国家、民族の利益を第一にし、その保護に尽力しなければなりません。ベトナムは近隣国や大国、包括的な戦略的パートナー、友好国との協力関係、政治的信頼を強化し、国の発展に有利な条件を作り出すため、平和、安定の環境を整備します」
世界情勢が複雑に推移している中で、ベトナムは多国間メカニズムに主体的に参入し、国際の場における地位の確立を目指しています。また、平和、友好、人文の精神で、道理と正義に基づき、地域と世界の共通の課題の解決を目指し、国際協力を促進していきます。ラム党書記長・国家主席は次のように強調しました。
(テープ)
「地域と世界の平和、安定の維持への貢献を強化し、多国間外交活動を促進し、国際社会の積極的で責任感あるメンバーとしての役割を発揮します。また、『不変をもって万変に応ずる』という原則に従って、新世代の外交政策を継続します」
国家の地位とパワーを維持
これまで、ベトナムの外交活動が活発に行われ、多くの成果を収め、ベトナムと各国との多面的な協力関係に弾みをつけ、複数の外交問題の解決が図られました。また、近隣国との関係や政治的信頼が強化され、大国や重要なパートナーとの関係が促進されています。さらに、社会主義国や近隣国、大国の与党、政党との関係は進展を見せています。党と国家の外交活動、特にハイレベルの外交活動を通じて、ベトナムは各国の政党やパートナーにベトナムの状況、ベトナム共産党の対外路線、地域と国際問題に関するベトナムのスタンスなどに関する情報を共有しました。一方、海と島の領有権、国境、ベトナム東部海域(南シナ海)、宗教、人権、民主主義などに関する宣伝が党の対外向け報道チャンネルや草の根交流などを通じて行われています。これは、外国の友人にベトナムの国土と人々などに関する理解を深めてもらい、ベトナムに対する国際社会の高い支持を集めるものだとしています。
ベトナムは第13回党大会決議に盛り込まれた対外路線を堅持することは今後、国の発展目標の達成に対する外交分野の貢献を強化するため、強い基盤を作り出すことでしょう。