国際社会への参入に向けて、全面的刷新の継続

国際社会への参入に向けて、全面的刷新の継続 - ảnh 1
サン国家主席


チュオン・タン・サン国家主席は、29日付の各紙に「国際社会への参入に向けて、足並みを揃えて全面的刷新を継続する」をタイトルにした原稿を投稿しました。その原稿をご紹介します。

原稿の中で、サン主席は次のように強調しています。ドイモイ刷新事業を遂行しているこの30年間はベトナムの発展事業の中に重要な歴史的時期となっています。これは、ベトナムが社会主義を志向する市場経済の体制完備、国家管理システムの改革に努力すると共に、国際社会に主体的に参入し、国の工業化近代化事業を推進するための大きなチャンスでもあります。

国の工業化近代化の推進に向けた思考方法の刷新

サン主席によりますと、ベトナムは、急速に変化している世界に相応しい科学的論拠に基く工業化近代化に関する創意工夫の新たな思考を必要としています。次の時期におけるベトナムの工業化近代化事業は市場経済発展、国際社会への参入と密接に結びついており、科学技術や知識、高品質の人材を主要な原動力にすると同時に、市場体制に基いてあらゆる潜在力を効果的に活用します。そのため、ベトナムの工業化近代化過程の戦略的方向は:労働者の多数を使用する幾つかの工業部門を引き続き合理的に発展させること。加工・製造・エネルギー・化学物質・電子産業・裾野産業・輸出・連携性のあるサービス業を強く発展させること。農業と農村の工業化近代化を推進するということです。

社会主義を思考する市場経済の体制完備

サン主席によりますと、ベトナムの工業化近代化過程は社会主義を志向する市場経済の構築と繋がっています。そこで、市場体制の役割を十分に活用すると共に、企業の原動力を作り出すために、法律や政策の完備、あらゆる経済セクター向けの公平な競争環境作り、あらゆる市場の構築と発展、独占市場の撤廃を進める必要があります。国家は各企業の活動や、公平な競争、科学技術の刷新、高品質人材の育成、経済構造転換の推進に向けて有利でかつ明白な法的経済的環境を図ります。国家と市場の役割を効果的に結合させることは、工業化近代化過程を短縮させる重要な要素となっています。

科学技術、高品質人材の発展

サン主席は「科学技術と教育養成を第1国策として重視すると共に、知識経済

の発展、生産効率と競争力の向上に繫がる原動力として見なす必要があります。その他、個人や企業、組織の創意能力を活かし、企業における技術革新と先端技術導入を奨励する必要もあります。あらゆる経済セクター、特に大手企業の科学技術の適用に有利な条件を作り出すことも重要です。ベトナムにおける科学技術に関する諸活動への国内外の科学者の参加を働きかける必要があります。

国際社会への主体的参入、競争力の向上

サン主席は「輸出の推進と世界各国の資金や先端科学技術の誘致などを目指す為に、二国間、多国間の貿易自由協定に関する交渉を拡大する必要がある。決定的な要素は国の底力を高める事である。国家経済の競争戦略、それぞれ部門や分野、製品の競争戦略を必要としている。」と強調しました。

サン主席によりますと、ベトナムは、市場経済発展と国際社会への参入の背景の中で、近代的かつ効果的な国家管理に向けて、国家管理の効果向上を目指す為に、国家機関の刷新を継続する必要があります。近代的かつ効果的な国家管理は新たな条件におけるベトナムの工業化近代化事業を加速させる基礎であると期待されています。

ご感想

他の情報