ベトナムを訪れる外国人観光客（写真：qdnd.vn）

文化スポーツ観光省所属観光総局は安全な観光指標づくりを早期に完備させるため、2月に、北部クアンニン省、ラオカイ省中部トアティンフエ省、クアンナム省、カインホア省、南部ホーチミン市、カントー市など全国の有名な観光地に４つの作業グループを派遣しました。

安全な観光指標づくりはベトナムを訪れる観光客の安全を確保するためのものです。文化スポーツ観光省のグエン・ゴック・ティン大臣によりますと、これは観光活動を早期に復興させるため、実情に見合う差し迫った要求としています。

安全な観光指標は観光用輸送手段、国境検問所、駅、空港、観光地、アミューズメント・レジャー施設、ショッピングセンター、宿泊施設などを集中的に作成しています。文化スポーツ観光省のグエン・ゴック・ティン大臣は観光総局に対し、安全な観光目的地に関するスマートフォン・アプライアンスの完備、観光市場の復旧を目指す観光ピーアール活動の実施計画の早期作成を行うよう指導しました。

これにより、作業グループは各地の関連各機関、観光協会、旅行会社と会合を行い、新型コロナウイルスの予防対策の実施状況を把握しました。これを基礎に、観光総局は政府に対し、観光部門が直面する困難を解決するための対策を提案します。

観光ピーアール活動に関して、観光部門は国外におけるベトナムの主な観光市場を再編すると共に、国家観光振興プログラムと2020年の国家行動計画からの費用を利用して、観光振興活動を行います。これと同時に、観光部門はテレビ、ソーシャルネットワークなどで観光広報キャンペーンを展開します。

新型コロナウイルスの流行が多くの試練をもたらしていますが、ベトナム観光部門は新しい市場の開発、観光サービスの質的向上、国内外の旅行会社との連携など、試練に対応する対策を主体的に実施しています。

しかし、観光活動を復興させるためには政府からの支援を受けると共に、観光部門は航空部門や各ホテルと連携して、国内の観光振興プログラムを実施する必要があります。というのは国内観光客は観光部門の売上高に大きく貢献しているからです。