成長は「実質」で トー・ラム書記長、二桁成長への4原則を提示

(VOVWORLD) - ベトナム共産党のトー・ラム書記長は25日、第2回党中央委員会総会の閉幕式で演説し、政府が掲げる「二桁」の経済成長目標を達成するための4つの中核原則を示しました。
成長は「実質」で トー・ラム書記長、二桁成長への4原則を提示 - ảnh 1総会で演説中のトー・ラム書記長

書記長はまず、二桁成長の目標について、「新たな発展段階における国家の要請であり、国民全体の飛躍への意欲から生まれる客観的な要求だ」と位置づけました。そのうえで、低成長は受け入れられないとして、高く・持続的で・実質的な成長目標の実現に粘り強く取り組む姿勢を改めて示しました。

書記長が示した第一の原則は、「実質的な成長」です。単純な数字の上での成長速度を追い求めるのではなく、質と持続可能性を両立させることが求められます。書記長は次のように述べました。

(テープ)

「GDP成長率の1パーセント一つひとつに、より高い知識と付加価値が込められていなければなりません。今日の成長が明日の発展の基盤を損ない、将来世代の資源を枯渇させるようなことがあってはなりません。成果主義的な思考は断固として排除しなければなりません。速度だけを追い求めて質を軽視すれば、成長は持続不可能となり、その代償は非常に高くつきます。」

第二の原則は「マクロ経済の安定」です。インフレの抑制や財政・金融バランスの確保は、経済全体が安全・効率的に機能するための不可欠な前提条件だとしています。財政・金融政策については、成長を支援しながらも市場の信頼を損なわず、外部からの経済的ショックへの耐性を高める方向で、能動的かつ柔軟に進めていく必要があると述べました。

第三の原則は「資源の効率的な活用」です。あらゆる資源を重点プロジェクトに優先的に振り向け、官民連携を積極的に推進することで、投資効果を最大化し国家競争力を高めることを目指します。選定されるプロジェクトは、経済全体に戦略的な波及効果をもたらし、国の重要インフラの強化に貢献するものでなければならないとしました。

成長は「実質」で トー・ラム書記長、二桁成長への4原則を提示 - ảnh 2トー・ラム書記長

そして第四の原則が「国民の生活向上と社会的公正の実現」です。トー・ラム書記長は次のように訴えました。

(テープ)

「すべての政策・プロジェクト・投資資源は、国民に実質的な価値をもたらし、収入向上、貧困削減、発展格差の縮小に貢献し、あらゆる階層の国民の正当な権利と利益を守ることを目的としなければなりません。経済成長の成果は公平に分配され、社会的合意と持続可能な発展のための確固たる基盤を築くものでなければなりません。」

専門家たちはこの4原則について、当面の経済運営の指針にとどまらず、新たな発展段階においてベトナムが歩むべき道全体を方向付ける基準体系だと評価しています。成長の「質」、安定した「基盤」、効率的な「資源配分」、そして「人への還元」という四つの要素が互いに補い合う構造になっているという点が、この原則の特徴だとしています。

トー・ラム書記長が示した今回の4原則は、二桁成長という高い目標を追いながらも、その果実を真に国民のものとするための、ベトナムの長期的な誓約とも言えるものです。

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