55年前にホーチミン主席はベトナムに始めて帰国してきたタイ在留ベトナム人を迎えた
現在、およそ4百万人のベトナム人が100あまりの国と地域に暮し働いています。彼らは、祖国ベトナムを離れていますが、多くの分野においてベトナムの建設事業に大きく寄与しています。
毎年、国外在留ベトナム人の専門家や知識人、のべ50万人が帰国し、ベトナムの社会科学的活動に参加しました。
経済面では、のべ数千人がベトナム国内の投資経営チャンスを探りました。現時点で、国外在留ベトナム人の実施による投資プロジェクトは、合わせて2千件あまりにのぼっています。国外在留ベトナム人からの母国への送金額は2014年だけでも120億ドルに達しました。以前では、これらの送金額は不動産、証券、貯金に集中していましたが、現在では、生産経営活動に充てられるようになりました。スウェーデン在留ベトナム人のヘレン・バンさんは、ベトナム国内でバクアウ国際観光村、及び老人ホームと孤児院の建設プロジェクトの実施に投資を行なっています。
(テープ)
「私は母国ベトナムで投資活動を行なうことにしました。生活に余裕のある人なら祖国の建設に寄与する必要があると思います。というのは、母国は自分自身の源である事から、生活にいくら余裕ができても、何処に住んでいても、常に母国へ気持ちを向けなければなりません。」
文化面では、それぞれの国外在留ベトナム人がベトナム文化を世界の友人に伝える大使としての役割を果たしています。韓国在留ベトナム人協会のチャン・ハイ・リン会長は「毎年、同協会は、ベトナムの国土や、人々、文化をピーアールするため、複数の国際的文化活動に参加してきた。その他、年に一回、在韓国ベトナム大使館と連携してベトナムの伝統文化祭りを開催している。さらに、同協会は、韓国在留ベトナム人の子供を対象にベトナム語教育を行なっている。」と明らかにしました。
国外在留ベトナム人の貢献について、国外在留ベトナム人連絡会のグェン・フ・ビン会長は次のように強調しています。
(テープ)
「国外在留ベトナム人コミュニティーはそれぞれの都合で、祖国を離れています。しかし、国外在留ベトナム人コミュニティーの共通点は誰もが気持ちは祖国と結び付いています。」
これまでに、ベトナム共産党と国家は国外在留ベトナム人の国内での生産経営活動に有利な条件を作り出すため、複数の決議や政策をとっています。今後も、党と国家、ベトナム祖国戦線は、国外在留ベトナム人の適当な願望に応えるため、更なる多くの活動を行います。ベトナム祖国戦線中央委員会幹部会のグェン・テェン・ニャン議長は次のように語りました。
(テープ)
「国内外に住むベトナムの人々を結び付くことは極めて重要です。ベトナム祖国戦線は、国外在留ベトナム人コミュニティへの民族文化の発展に関する草案を立てています。また、国外在留ベトナム人知識人の役割を活かす活動を行います。例えば、ベトナム科学技術組織連合会と共に、国の建設事業に国内外の科学者や知識人の意見を集める科学フォーラムを共催することなどです。」
今日の祖国の建設防衛事業に対する国外在留ベトナム人の貢献は少なくないです。国外在留ベトナム人コミュニティーの役割を活用する事は重要な任務であり、国外在留ベトナム人と祖国ベトナムを結ぶ絆でもあるのです。