開幕式の様子（TTXVN撮影）

2008年に初めて開催されたこのフェスティバルは毎年、代々木公園で実施されていますが、ベトナム・日本外交関係樹立50周年となる2023年、6月の開催に先駆けて初めて池袋で行われました。池袋に引き続き、福岡県営天神中央公園や、東京の代々木公園、大阪の大阪城公園などでもベトナムフェスティバルが開催される予定です。これはベトナム政府が唯一公認する海外の交流イベントで、ベトナム・日本の文化交流のプラットフォームとしての役割を果たしており、日本在住ベトナム人コミュニティの精神的な支えにもなっており、両国の相互信頼、相互理解、広範な戦略的パートナーシップ、友好協力関係の強化に貢献しています。

TTXVN撮影

池袋ベトナムフェスティバルは「希望（Hy vong）」をテーマとし、新型コロナウイルス感染症抑制後の新たな発展段階の到来への両国政府、地方、国民、産業界の期待を示すものです。

在日本ベトナム大使館のグエン・ドック・ミン臨時代理大使は次のように述べました。

（テープ）

「両国の外交関係樹立50周年を記念して、ベトナム大使館は日本側のパートナーと協力し、このフェスティバルを開催しました。これは日本在住ベトナム人コミュニティと日本の友達にとって相互理解や文化交流を強化するチャンスとなりました」

池袋ベトナムフェスティバルでは約20ブースが設けられ、両国のアーチストによるステージやベトナムの伝統的な料理をはじめ、ベトナムの国土と人々、観光のＰＲなど、ベトナムに関係する多彩なパフォーマンスで会場を盛り上げました。イベントを通じて、本場ベトナムの雰囲気や味、魅力を存分に体感できるとしています。

日本におけるベトナムフェスティバルは両国の文化交流の架け橋としての役割を担うだけでなく、両国の広範な戦略的パートナーシップの順調な発展を立証しています。こうしたイベントを通してこれからも両国の草の根外交、貿易・投資振興、観光ＰＲなどの活動が促進されていくと期待されています。