疫病との闘いの勝利に向けたASEAN内の団結

(VOVWORLD) -既にお伝えしましたように、4月14日、ベトナムのグエン・スアン・フック首相の主宰の下で、新型コロナウイルス感染症の対策を協議するASEAN=東南アジア諸国連合の特別首脳会議、及び、ASEANと日本、中国、韓国のASEAN+3首脳会議が開催されました。
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会議の共同宣言は、ASEANの団結精神を改めて強調すると同時に、ASEAN加盟諸国間、及び、ASEANとパートナーとの協力の強化に向けた政治的公約を示しています。また、これらは新型コロナウイルスとの闘いで勝利する力になることを強調しています。

団結と適応のASEAN

新型コロナウイルス感染症が世界的大流行になってから、ASEAN地域における感染者数の割合は世界全体と比べても非常に低いという現状です。これは、世界各国から強調される努力となっています。ロイター通信や、アジア太平洋の国際問題の専門オンライン雑誌『ザ・ディプロマット』、ワシントンポスト、ニューヨークタイムズなどのマスメディアは、相次いで、新型コロナウイルス感染症対策へのASEAN加盟諸国間の協力、ASEAN2020議長国ベトナムの役割を報じています。先日、韓国の有力紙の一つである『アジアトゥデイ』は、ASEANの発展と団結、特に世界的に流行している新型コロナウイルス感染症の対応に対するベトナムの役割を高く評価する記事を掲載しました。

世界各国が疫病の影響による様々な困難に直面している中で、ASEAN加盟諸国間の分かち合いや努力は、ASEAN内の団結精神を示しており、各国政府の指導に対する国民の信頼醸成に貢献し、ASEAN2020議長国としてのベトナムの役割と地位を強調すると共に、疫病対策における地域と世界の協力強化に繋がっています。

新型コロナウイルス感染症の大流行は試練である一方、ASEAN加盟諸国とパートナーが緊密に連携し、さらに団結し合って、経験交換をするチャンスでもあることが明らかです。

ASEANの協力強化におけるベトナムの役割

ASEAN2020議長国、新型コロナウイルス感染症対策に関するASEAN特別首脳会議とASEAN+3首脳会議の主催国としてのベトナムが打ち出した構想や提案、テーマなどは各国から支持されています。疫病の診療治療に関する経験や情報の交換、医療設備や防護具の補助、あるいは、市民保護措置などは、ASEANとパートナーが現在の困難な状況を乗り越えるための必要な要素となっています。最も重要なのは、市民を中心に置くということです。あらゆる構想は市民から賛成、支持される限り、疫病対策の効果をもたらします。

新型コロナウイルス感染症が世界的に拡大している中で、ベトナムは、ASEAN2020議長国としての役割を示しています。去る2月14日に、ASEAN議長国ベトナムの主催の下で、新型コロナウイルス感染症対策に向けて、ASEAN内の協力を優先させるというASEAN共同宣言が出されました。その後の2月20日に、ラオスの首都ビエンチャンで、ベトナムの主催の下で、中国とASEANの特別外相会議が開催され、新型コロナウイルス感染症対応の協力強化について協議しました。

新型コロナウイルス感染症対策に関するASEANとASEAN+3特別首脳会議を通して、ベトナムとASEAN、及び、相手国は、団結の炎を灯し、この疫病との闘いへの勝利の決意を固めてきました。

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