第11期ベトナム共産党中央委員会第12回総会の主な議事
5日午前、ハノイで、第11期ベトナム共産党中央委員会第12回総会が、グェン・フ・チョン書記長主催の下で開幕しました。開会式で、政治局と書記局を代表してグェン・フ・チョン書記長が演説を行いました。今日のこの時間はチョン書記長の演説の主要な内容をお伝えします。
演説でチョン書記長は「今回の総会では2015年の経済社会状況、2016年の経済社会発展計画、第12期党中央委員会の人事異動、第14期国総会員と2016~2021年期の各レベルの人民評議会選挙の方向、及び幾つかの重要な問題などが討議される」と明らかにしました。
経済社会発展に関する一致
グェン・フ・チョン書記長は「2015年は2011年から2015年までの経済社会発展計画の最後の年である。今年の経済社会発展状況を正しく評価し、2016年の発展状況を予測するのは2016年から2020年までの経済社会発展計画の遂行と2010年から2020年までの経済社会発展戦略の実施に重要な前提を作り出すものである」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「今回の総会はマクロ経済の安定、経済成長の品質、経済社会発展の持続性、投資環境の改善状況、企業が直面している困難の解決状況、公的投資、国営企業の構造を始め、経済再構築の実施状況、文化社会発展状況、人民の生活改善、国防安全保障の確保などを集中的に評価しなければなりません」
このように語ったチョン書記長は党中央委員に対し、「ベトナムの経済社会に対する地域と世界の影響を分析、評価した上で、今年末までの数ヶ月と2016年の状況を予測する。その上で、向う数年間の経済社会発展の突破口を作り出すため、幾つかの主要な目標や指数、及び重要な任務と方策を提出する必要がある」と述べました。
人事異動の構造や手順を慎重に行う
人事異動に関して、チョン書記長は党中央委員会の人事推薦が各レベルの党委員会で厳格に実施された。今回の総会で、政治局は政治局、書記局など主要な人事名簿が初めて党中央委員会に報告される」と明らかにし、次のように語りました。
(テープ)
「党中央委員会は政治局の報告書を始め、人事異動に関連する他の資料を詳しく研究した上で、これらの内容について意見を出しなければなりません。人事異動計画で記載された党書記長、国家主席、首相、国総会長といった主要四役指導者の推薦に関する共通の目安を基礎に、再選される党中央委員、政治局員をきちんと研究する必要があります。」
第14期国総会員選挙と2016年~2021年までの各レベルの人民評議会代表選出に関して、チョン書記長は「これは国の重要な政治的出来事であることから、党中央委員会はこの選挙の成功を左右する内容に関する一致を達成するため分析、補充する」よう求めました。