責任・民主の第13期国会

今国会の最終版となる第13期国会第11回会議が先ごろ閉幕しました。今期の国会は、多くの新しい点があり、印象的であると評されています。

地域と国際情勢が複雑に推移しており、国内情勢もメリットとデメリットが両立する中で、第13期国会は責任感を持って立法活動を促進するとともに、国の重要課題の解決にあたりました。

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膨大な仕事

立法活動においては、今国会は107件もの法案や改正案を採択しました。これはベトナム国会史上な記録です。これらの法律の中で、新しい憲法(2013年憲法)の採択は今国会の最も大きな成果であると評されています。2013年憲法は、国民の基本的権利の保障、立法・行政・司法の分担、社会主義を志向する市場経済体制の完備、ベトナム共産党の指導による民族大団結の強化など明らかにしています。

国の重大な課題解決について、今国会は、インフレの抑制、マクロ経済の安定化、社会福祉の強化、経済構造の転換など国の差し迫った問題を解決するために、多くの決議を採択しました。また、ロンタイン国際空港の建設を承認しました。南部ドンナイ省に建設予定のこの空港は、ベトナムの発展に大きな役割を果たすとみられているのです。

また、今国会は、監視活動を重視し、経済運営や水利施設の企画、農業・農村への投資、汚職防止対策など国民が高い関心を寄せている問題を見極めています。国会の監視活動を通じて、多くの部門・分野は著しい改善を見せています。そして、国会では、国民の関心事に関する質疑応答や報告がよく行われ、その中の多くがテレビやラジオで生中継されました。

対外分野では、ベトナム国会はIPU列国議会同盟の第132回会議の開催に成功しました。これはベトナムが開催した最大の国際会議です。会議の成功は、ベトナム並びに、ベトナム国会の国際社会での威信向上に役立っていると評されています。

新しい点

今国会は初めて、国会に承認されたポストに対し信任投票を行いました。信任投票は、国の指導者・幹部に絶え間なく自分を鍛えて任務を全うできるようにしていることを働きかけるという効果があるとみられています。また、2013年憲法の規定に従って、国家主席、国会議長、首相、最高人民裁判所長官が選出された後、国会で宣誓を行いました。これらのポストが国会で宣誓するのは今回が初めてのことです。そして、グエン・ティ・キム・ガン氏が新国会議長に選出されたことにより、ベトナム初の女性国会議長が誕生しました。

しかし、今国会では、多くの成果を収めたものの、残された問題も少なくありません。これらは、立法計画の調整を何回も余儀なくされたことや、幾つかの法律が実際の要求に応えていないこと、国会での討議の方法に不備があることなどの点です。

しかし、全体的に見ると、今国会は、国の経済発展、汚職防止対策の強化、国民生活の改善、国の主権保全などの面において国民の信頼を得ています。こうした国会議員らは今後も、どんな位置にいてても引き続き国の防衛建設事業に貢献してゆくことでしょう。

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