(VOVWORLD) - 24日、ハノイで、第10期党中央委員会の決議26号の10年間にわたる実施状況を総括する会議が行なわれます。
10年間にわたり、この決議が実施されてきた結果、経済構造は工業とサービス業の比重が増える傾向に転換しました。
農業、農民、農村は工業化・現代化と祖国建設防衛事業に戦略的な地位があり、持続可能な経済社会発展、政治的安定の維持にも重要な役割を果たしています。
それで、党と国家は常に農業、農民、農村に関する問題を適宜に解決しています。また、農業、農村の工業化・現代化は第一の任務に位置づけられています。
農村部の変貌を目指す
この10年間、農業、農村の発展に奉仕する各産業の開発は農業、農村の工業化・現代化事業の推進に貢献してきたとしています。その中で、投資誘致や工業発展激励政策は農・林・水産物加工をはじめ、農村部の得意分野に集中し、国内市場の需要に応えられた上で、いくつかの品目が外国に輸出されるようになりました。
特筆すべきことは経済契約の締結を通じて、試験的に実施された農産物の消費と農業物資の供給モデルは生産や農産物・食品の経営で連携を作り出したということです。また、経済構造は農業の比重が減少し、林業・水産業の比重が増える傾向に移行しており、単位面積あたりの生産性が向上し、食糧安全保障や加工・輸出用の原料が確保されています。
現在、多くの地方は農業へのハイテク適用プロジェクトの実施や農業への投資誘致に力を入れています。
農産物・食品市場の標準化
実際、各地方の工業、農業サービスの発展で格差があります。バリューチェーンに沿った農業生産の発展への投資誘致はいくつかの製品に限られました。農業インフラは弱点を見せ、農業の現代化、ハイテクによる農業生産の要求に応えられません。
こうした事情を踏まえ、先ごろ、政府は「一村一品」プログラムを開始し、それぞれの地方の特産品の生産を促進させ、住民生活の水準を向上させることが狙いです。新農村作り運動中央調整局のグエン・ミン・ティエン局長は次のように明らかにしました。
(テープ)
「協同生産組合に対して、サプライ・チェーンに沿って市場へのアプローチ能力の向上やそれぞれの地方の特産品の国内外への出荷を支援します。これまで、インフラ整備、交通道路の建設、流通システムの充実に投資を強化してきた結果、それぞれの県、村の製品は低コストでマーケティングされ、農村部の経済発展に寄与するでしょう。」
農業へのバリューチェーンの導入は推進されています。メコンデルタの稲研究院元院長のレ・バン・バン博士は次のように語りました。
(テープ)
「貿易振興を行なった際、東北アジアはどんな製品、中東地域はどんな製品を必要とするかを見極めた上で、企業や農業農村開発省に通知する必要があります。また、農民は企業の要求に応え、生産すると同時に質と量を確保しなければなりません。」
10年間にわたり、党中央委員会の決議26号を実施した結果、各地方はいずれもこの文献が生活に効果を現したと評価しました。今後、同決議の実施で残された問題点が点検され、改正・補足されます。その目的は農業、農民、農村の更なる発展、工業化・現代化事業に着実な経済的・社会的・政治的基盤を作り出すことにあります。