(VOVWORLD) -ベトナムに進出している韓国の多くの投資家の成功、及び、ベトナム小売り系銀行の魅力的な潜在力は、韓国の投資家を集めています。
現在、韓国は、ベトナム銀行部門にとって上位の外国投資国の一つとなっています。ベトナムに進出している韓国の多くの投資家の成功、及び、ベトナム小売り系銀行の魅力的な潜在力は、韓国の投資家を集めています。
ベトナムで活動中の9行の100%外国資本の銀行の中に、シンハン・ベトナム商業銀行とウリイ銀行は韓国のものです。その他、韓国の金融グループ10拠点、6つの代表事務所、及び、2社のファイナンスリース会社がベトナムに進出しています。現在、これらの銀行の資産額は、60億ドル前後と予測されていますが、その中で、シンハン・ベトナム商業銀行だけはその半分以上に当たる約36億ドルを占めています。
専門家によりますと、ベトナムは、人口規模が大きい一方、金融サービスの利用率が低く、経済成長が良いこと、スマートフォンの利用率が高い、インターネットが急速に発展していることなどの理由で、魅力的な投資先として韓国の投資家を魅了しています。特に、小売チャンネルやデジタルバンク、モバイルバンキングなどは急速に発展しており、韓国の投資家のメリットに合致しています。
ベトナムの合併・買収市場で、韓国企業の動向が活発になっています。去る7月には韓国のKEBハナ銀行は、BIDV=国営大手のベトナム投資開発銀行の持ち分15%を買収する契約を締結しました。ベトナムの金融業界では過去最大級の合併と買収となりました。
ベトナムの現行規定では、外国人投資家の国内銀行株式保有率は合計30%までとなっていますが、「戦略的投資家」と認められた外国人投資家については最大20%までと定められています。しかし、今なお、韓国の金融グループは、銀行部門における外国人保有率の規制緩和を待っているようです。