(VOVWORLD) -2017年末に行われた第14期国会第4回会議で、国会は経済社会発展計画に関する決議を採択しました。
グェン・ティ・キム・ガン国会議長 |
年初からの9ヶ月間、ベトナムの経済社会発展状況は前向きな成果を収めてきました。今年、ベトナムは国会が打ち出した経済社会発展目標を遂行する見通しです。
これらの成果を収めるためは国会、政府の正しい指導があった他、中央から各地方までの各レベルの行政府の積極的な展開によるものもあります。
ベトナム国会は国の経済社会発展計画を定めるという権限があります。毎年、国会は経済社会発展計画の目標を打ち出しています。これらの目標を基礎に、政府はこれらの目標を遂行するための対策を展開します。
基本的指標の決定
2017年末に行われた第14期国会第4回会議で、国会は経済社会発展計画に関する決議を採択しました。その中で、GDP=国内総生産の伸び率は6.5%~6.7%にするという目標を設定しました。
その他、消費者物価指数の上昇率や輸出総額、輸入超過、社会全体への投資総額、貧困世帯の割合などに関する指標もあります。国会議員はこれらの目標を詳細に討議しました。グェン・ティ・キム・ガン国会議長は次のように語りました。
(テープ)
「国会はいくつかの分野や部門に残されている問題点を指摘した上で、その原因を評定し、ベトナムが直面する試練とリスクを予測しました。また、国会は政府、各部門、機関に対し、これらの目標を遂行するため、指導を精力的に行う必要があると強調しました。国会は2018年の経済社会発展計画に関する決議を賛成多数で採択しました。」
精力的展開
国会が採択した目標を基礎に、政府は具体的な措置でこれらの目標を実施しています。その中で、最も注目すべきことは中央から地方に至るまでの各レベルの行政システムに統一性を作り出すための決議1号が出されたということです。その決議は年初に発効されました。政府官房のマイ・ティン・ズン長官は次のように語りました。
(テープ)
「決議1号は2018年における政府と国家行政システムの指導における最も重要な公文です。この決議はそれぞれの部門や分野における具体的な任務や対策を明らかにし、その中で、年中に実施すべき対策があれば、中期的、または、長期的に実施する対策もあります」
これに従って、政府はそれぞれの部門や分野に240件の具体的な任務を割り当てました。そのため、この数ヶ月間、経済社会発展に関する対策が足並みを揃えて展開され、マクロ経済の安定、経営環境の改善に寄与し、経済社会発展に原動力を作り出しています。中部ゲアン省農業物資株式会社のチュオン・バン・ヒェン会長は次のように語りました。
(テープ)
「政府が決議1号を出したことを嬉しく思っています。その決議の中には企業が長年待ち望んだ内容があります。これらは行政手続きの改革、企業の活動に関する規定などです。」
2018年の経済社会発展状況には前向きな成果を収めたことは政府の正しい指導と政治システム全体の決意を示すことでしょう。