2019年は2016年～2020年期の経済社会発展計画に重要な意義を持っています。この計画を実施するため、政府は今年から努力しなければなりません。

突破的な政策

2019年の経済社会発展計画を実施するため、政府は2件の重要な決議を公布しました。これらは2019年の経済社会発展計画に関する決議1号、及び、経営環境の改善、国家の競争力向上を目指す主要な任務と対策に関する決議2号です。この2件の決議は今年始めに発効されました。決議1号に関して、ブオン・ディン・フエ副首相は次のように語りました。

（テープ）

「この決議は経済社会の発展に関する戦略的任務の実施、経済構造の再編と経済成長モデルの改革、インベンション・イノベーションの促進、科学技術の応用、第4次産業革命がもたらすチャンスの活用に前進を作り出すため出されたものです。」

2019年に、ベトナム経済が突破的な成果を収めるため出された政府の決議2号に関して、中央経済管理・研究所のグェン・ディン・クン( Nguyen Dinh Cung) 所長は次のように語りました。

（テープ） 

「決議2号は国際諸組織が設定した7ランクの指数を基礎にベトナムの経営環境の改善を評定すると共に、今後実施すべき4件の優先的対策を見出します。これらは経営条件の簡素化と撤廃、電子決済の強化などに関する対策です」

政府はこの2件の決議を発布すると共に、グェン・スアン・フック首相は各省庁や地方の指導者に対し、インベンション・イノベーションの促進のため、精力的に指導するよう要請しました。

チャンスを活用する

成果を収めるための政策は制定されましたが、残された課題は有利なチャンスを活用するということです。これらの順調なチャンスとは2018年に収めた成果、経済の主体的改善などです。

また、民間経済が急速に発展することはベトナム経済に大きく貢献しています。このような中、CPTPP＝包括的、かつ、先進的環太平洋経済連携協定が発効されたことはベトナムの経済の市場拡大に重要な条件を作り出しています。今年、ベトナムを始め、アセアン加盟諸国は魅力的な投資先となる見通しです。

政府の創造的指導により、ベトナムはチャンスを掴み、経済成長率を加速させてゆきます。