ASEANにおける投資誘致の明るい目的地であるベトナム
(VOVWORLD) -多くの経済専門家はベトナムは東南アジア地域における投資誘致の有望な市場となっているとしています。
最近、計画投資省は報告を発表し、その中で、今年始めからのこの9ヶ月間、ベトナムは 184億ドルのFDI=外国直接投資額を誘致したと明らかにしました。多くの経済専門家はベトナムは東南アジア地域における投資誘致の有望な市場となっているとしています。
先ごろ、シンガポールの聯合早報はシンガポールに本部を置くユナイテッド・オーバーシーズ銀行のSam Cheong Chwee外国投資コンサルタントと管理会長の記事を掲載し、その中で、現在、ベトナムは東南アジア地域における投資誘致の明るい目的地となっているとの見解を明らかにしました。
Sam氏によりますと、この数年、ベトナムへの外国直接金額が絶え間なく増加してきました。UNCTAD=国連貿易開発会議が作成した報告書によりますと、2018年、ベトナムへの外国直接投資総額は160億ドルに達しました。
また、最近、ベトナム計画投資省は報告を発表し、その中で、今年始めからのこの9ヶ月間、ベトナムは184億ドルの外国直接投資額を誘致したと明らかにしました。経済と工業分野の成長により、向こう10年、ベトナムは東南アジア地域における世界各国の重要なパートナーとなる見通しです。ベトナム政府は経済区と重点的工業団地のインフラ整備に取り組んできた結果、外国直接投資の誘致の能力が向上させるようになりました。
一方、世界各国でのFDIの誘致金額が減少傾向の中で、東南アジア地域でのFDIの伸び率が急増しています。UNCTADの統計によりますと、ASEANへの2018年の投資総額は1490億ドルに達し、前の年と比べて3%増となりました。税制面における優遇政策の実施と共に、製造業、サービス、デジタル経済の成長により、ベトナムを含め、東南アジア諸国は経済発展に大きな成功を収めてきました。
タイ、マレーシアなどの東南アジア地域のいくつかの国々へのFDIも引き続き増加しています。東西経済回廊の開発戦略の実施と共に、今後5年間、この地域への投資総額は430億ドルに達する見通しです。
若い労働人口が多いというメリットはベトナムを含め、ASEAN加盟諸国の経済が世界各国の投資家の衆目を集める要素の一つとなりましたが、高い経済成長率、手頃な価格、完備された法的枠組み、デジタル経済の強力な発展なども重要な要素とみてよいでしょう。