WEF ・ASEAN2018、ベトナムのよいイメージ
(VOVWORLD) - 先ごろ、ハノイで、ベトナムの最も重要な外交活動の一つとされるWEF・ASEAN2018=ASEAN世界経済フォーラム2018が行なわれました。フォーラムでは第4次産業革命が進められている中で、ベトナムをはじめ、ASEAN加盟諸国の政府、企業、市民が関心を寄せている諸問題が主要議題として討議されました。
また、このフォーラムは地域の経済成長に原動力をつけるような構想やアイディアを交換する場となりました。
組織委員会やWEF=世界経済フォーラムによりますと、WEF・ASEAN2018はこれまで27回にわたり行なわれたWEF・ASEANとWEF東アジア会議の中で最も成功した会議であるとしています。
WEF・ASEAN、国際世論の注目を集める
3日間にわたるフォーラムの開催期間中、60の討論会が行われ、ASEAN加盟諸国や多国籍企業の指導者らおよそ1千人が地域と世界の差し迫った問題について協議し、構想を分かち合いました。
また、このフォーラムに関し、およそ8千件の記事が執筆されたほか、700万人がソーシャルネットワークを通じて監視し、コメントを出しました。また、およそ9万人が会議の討論会の生中継を視聴しました。
WEF・ASEAN2018が大きな注目を集めた理由として同フォーラムは第4次産業革命から得るチャンスをどのように活用するかという各国の共通の関心事を取り上げたことが挙げられました。WEF=世界経済フォーラムのボルゲ・ブレンデ理事会会長は次のように語りました。
(テープ)
「27回にわたり行なわれたWEF東アジア会議やASEAN会議の中で、今回のフォーラムは最も成功した会議であると思います。ベトナムをはじめ、ASEAN諸国は迅速な発展を遂げており、今年のGDP=国内総生産の伸び率は7%に達する見込みです。2010年、ベトナムで開催されたWEF東アジア会議以来、ベトナムは印象的な発展を遂げてきました。ベトナムのパートナーと連携でき、満足しています。ベトナムはこのフォーラムを成功裏に主催しました。」
ベトナムは主催国として、ASEANとWEFとのインベンション、イノベーション連結を提案しました。また、グエン・スアン・フック首相が提案したデータの交換や国レベルのイノベーション・インベンションセンターとASEAN諸国の人材育成センター・ネットワークとの結合などの構想は国際友人の好評を得ています。
特筆すべきことはグエン・フ・チョン党書記長がWEF・ASEAN会議の開会式に初めて出席したということです。また、首相、副首相、及び閣僚7名は各討論会に積極的に参加し、構想やアイディアを提出しました。
ベトナムのイメージ
WEF・ASEAN2018が成功裏に行なわれたことは国際友人にベトナムの良い印象を与えています。これらは能動的で温かいもてなしと、連結能力、調整役、組織能力です。また、WEF・ASEAN2018を通じて、ASEANとパートナーとの連携や繁栄したASEAN共同体の構築におけるベトナムの積極的な役割が示されています。チュオン・ホア・ビン副首相は次のように語っています。
(テープ)
「ASEANは団結、コンセンサスの強化や自力の発揮の傍ら、世界各国との協力を拡大しつつあります。また、WEFに対し、今後、ASEANと緊密に連携して、構想やアイディアを現実に移すよう希望します。WEF・ASEAN2018を通じて、ベトナムはWEFとの外交関係やパートナーシップを強化し、東南アジアの平和、安定、繁栄、発展に尽くしたい考えです。」
2010年のWEF東アジア会議や2017年のAPEC年に続き、WEF・ASEAN2018は安全で、信頼にたる目的地としてのベトナムのイメージをピーアールしています。これらの国際的な出来事の成功を基礎に、今後、ベトナムは国際社会への着実な参入を進めていくでしょう。