9日午前、ハノイで、チャン・ダイ・クアン国家主席は信任状を提出した各国の大使と会見しました。モロッコのファルハン大使との会見で、クアン主席は同大使がベトナムとモロッコの友好協力関係の強化に積極的に貢献するとの確信を示しました。また、クアン主席はモロッコに対し、2017~2021年期のUNESCO事務局長へのベトナム人代表への立候補を支持すること、3者協力体制、及び金融・銀行分野での協力を強化することを要請しました。
日本の ウメダ・クニオ新大使との会見で、クアン主席は日本を長期的でかつ重要なパートナーとみなすという一貫した外交政策を強調するとともに、ウメダ大使が経験を生かして、両国の架け橋としての役割を果たし、あらゆる分野での両国の協力関係の強化、地域の平和、安定、協力、発展に貢献するよう希望を表明しました。
他方、セルビアのマリンコビッチ大使との会見でクアン主席はベトナムは常にセルビアとの従来からの友好関係を重視していると強調するとともに、マリンコビッチ大使が両国の良好な関係の発展に積極的に貢献していくとの確信を表明しました。
また、タジキスタンのダプラトドザ大使との会見で、クアン主席はベトナムは水力発電、経済、貿易分野で協力を強化する用意がある。タジキスタンに農業製品、水産物、建設資材、繊維製品、履物を輸出する一方、タジキスタンから綿、シルク製品を輸入すると明らかにしました。
さらに、リトアニアのリオニト大使との会見でクアン主席は今後、双方は高級代表団の相互訪問や各省庁、部門の直接協議を進めるよう希望を表明しました。また、リトアニアに対し、ベトナム・EU関係の強化を支持するよう要請しました。