ベトナム・日本・韓国:国境を越えて友好の火を灯し続ける女性たち

(VOVWORLD) -ベトナムと日本、韓国との「包括的な戦略的パートナーシップ」が力強く発展している中、家庭を守るだけでなく、国境を越えた友情の絆を紡いできた女性たちがいます。

 

政界から大学の講堂、そして小さな台所に至るまで、彼女たちは静かに、しかし確かに、自国を超えた連帯を育んでいます。

女性知識人たち ベトナムと韓国を結ぶ架け橋

ベトナムと韓国の関係において、女性知識人の貢献は学術研究にとどまりません。両国の価値を近づけるため、全力を尽くしています。その代表的な存在が、レ・グエン・ミン・フオン博士です。フオン博士は2019年、ベトナム人として初めてソウル名誉市民の称号を授与されました。韓国の有力大学で長年にわたりベトナム人研究者としての地位を確立した後、現在はハノイ FPT 大学で教鞭を執り、次世代育成という新たな使命に取り組んでいます。

ベトナム・日本・韓国:国境を越えて友好の火を灯し続ける女性たち - ảnh 1ミン・フオン博士

ミン・フオン博士は次のように語ります。

(テープ)

「若い知識人であれば誰もが、いつかは恵まれた環境を得て祖国に戻り、貢献したいと願っていると思います。現在の講師という立場では、教育プログラムの開発に携わると同時に、国際連携プログラムや文化交流プログラムなどを通じて、学生たちがより多くの機会を得られるよう支援できます。ベトナムの学生が交流し、共に学び、韓国文化への理解を深める機会を広げたいのです」

一方、ハノイ大学韓国語学科のギエム・フオン博士は、言語と文学を通じて静かに「心の架け橋」を築いています。鋭い研究者であり、情熱あふれる翻訳家でもある博士は、とりわけ後進の育成に力を注いでいます。

ベトナム・日本・韓国:国境を越えて友好の火を灯し続ける女性たち - ảnh 2ギエム・フオン博士

ギエム・フオン博士によりますと、若手翻訳者とは、まだ作品を公表していないものの、高い語学力と翻訳への情熱を備えた人材を指します。キャリア初期の段階で機会を与えることは、文学への愛情と専門性を育み、翻訳という職業との大切な縁を結ぶ第一歩となります。

ミン・フオン博士やギエム・フオン博士のような女性知識人たちの献身は、「草の根外交」の力を物語っています。個々の努力が大きな流れと重なり合い、ベトナムと韓国の関係をより強固に、より深いものへと育て続けているのです。

政界から家庭へ ベトナム・日本の友好を結ぶ女性たち

日本の政界で、小渕優子氏は、ベトナムとの友好を象徴する特別な存在です。ベトナムと日本が正式に外交関係を樹立した年である1973年生まれの小渕優子氏は運命に導かれるように、ベトナムとの深い縁を歩んできました。故小渕恵三元首相の長女として政治の道を継ぎ、さらに日越友好議員連盟会長という重責を担っています。小渕氏にとって、両国関係の推進は単なる外交任務ではなく、家族の歴史と日本とベトナムとの長い交流の歩みを受け継ぐ使命でもあります。

ベトナム・日本・韓国:国境を越えて友好の火を灯し続ける女性たち - ảnh 3

小渕氏は次のように強調しています。

(日本語のテープ)

音楽 

こうした友好は、国家レベルにとどまりません。数十万にのぼる“生きた架け橋”になっている多文化家庭を通じて、人々の日常の中へと深く息づいています。韓国では8万人を超えるベトナム人女性が韓国人男性と結婚しています。一方、日本においても56万人を超える在留ベトナム人コミュニティの拡大とともに、国際結婚は増加の一途をたどっています。それぞれの家庭で、女性たちは単に家庭を守る存在ではありません。文化の共通点を溶け合わせ、目に見えないながらも強固な絆を紡ぐ“職人”として、愛情と結束の新たなかたちを築いています。

ベトナム・日本・韓国:国境を越えて友好の火を灯し続ける女性たち - ảnh 4

現場の音

その象徴の一人が、ベトナム人男性と結婚した日本人女性、福井マイカさんです。15年前、父親からベトナム語学習を勧められたことが縁の始まりでした。5年間にわたる研鑽を経て、彼女はベトナムを第二の故郷として選びました。マイカさんは多文化家庭における理解の哲学について、次のように語ります。

(日本語のテープ)

多文化家庭での暮らしを、彼女は負担ではなく興味深い経験として受け止めています。とりわけ、助け合いの精神というベトナムの美徳に深い敬意を抱いており、支えを受けるたびに「とても温かい」と感じるといいます。

3月8日の国際女性デーに寄せ、彼女は次のようなメッセージを送りました。

(日本語のテープ)

音楽 

こうした姿は、ベトナムと日本、そしてベトナムと韓国を結ぶ女性たちの多彩な物語のほんの一部にすぎません。投資を結ぶ女性起業家、地域社会で活動するボランティア、そして多国籍の家庭で文化を守り伝える母親たちなどの女性が、今日も静かに、しかし確かに、友好の架け橋を支え続けています。


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