(VOVWORLD) -11月末現在、エビの輸出額は前年同期と比べ30%増にあたる43億ドルで、エクアドル、インド、インドネシアとともに世界でエビの輸出額が最も高い4か国の一つとなりました。
先頃南部カントー市で行われた「2023年の水産部門:課題の特定と受注減少・金利益上昇の問題解決」をテーマとしたセミナーで、VASEP=ベトナム水産物加工輸出協会のチュオン・ディン・ホエ理事長は、水産物の輸出が新型コロナ後の回復軌道にあると言えると明らかにしました。
具体的には11月末現在、エビの輸出額は前年同期と比べ30%増にあたる43億ドルで、エクアドル、インド、インドネシアとともに世界でエビの輸出額が最も高い4か国の一つとなりました。
ナマズの一種「チャ」は前年同期と比べ80%以上にあたる20億ドルを超えています。また、マグロの輸出額は初めて10億ドルを超えました。ほかの水産物も二桁の成長率を達成しているとしています。
ベトナム水産物の輸出市場は、EU欧州連合、アメリカ、中国、日本への輸出額が全体の74%を占めており、最大となっています。その中で、アメリカへの輸出額は初めて20億ドルを超えたということです。
VASEPのチュオン・ディン・ホエ理事長によりますと、こうした実績は年初からの6か月間、企業が生産の原材料を主体的に用意するとともにデジタルトランスフォーメーション、設備投資を強化してきたことによるものであるとしました。また、ベトナムは次世代の自由貿易協定がもたらすメリットを活用しています。
専門家によりますと、ベトナムの水産物の輸出の余地は大きく、企業がチャンスを掴めばと高い収益を得て、国の経済発展に貢献するとしています。