(VOVWORLD) - ベトナムの任期は2026年1月1日に始まり、任期中は前任期で掲げた優先事項を引き続き推進します。
ベトナム代表団が投票に参加する(写真:TTXVN) |
第80回国連総会において、ベトナムは190票中180票という高い支持を得て、2026年から2028年の任期で国連人権理事会の理事国に再選されました。2014~2016年、2023~2025年に続く3回目の就任であり、国際社会からの信頼の高さを改めて示すものです。特に今回、アジア太平洋グループの候補国の中で最多得票となりました。
ダン・ホアン・ザン外務次官(写真:ベトナム外務省) |
この成果について、ダン・ホアン・ザン外務次官は次のように述べています。
(テープ)
「独立から80年、ドイモイ刷新政策開始から40年の歩みの中で、ベトナムは大きな成果を収めてきました。国民はこれまでになく包括的な権利を享受しています。平和で安定した安全な環境に暮らし、独立自主体制の中で能力と知恵を発揮し、発展の中心に位置づけられ、健康、教育、文明へのアクセス、さらには移動や市民的・政治的・社会的権利といった基本的権利が保障されています」
多くの国連加盟国がベトナムの高得票による結果を祝いに訪れる(写真:TTXVN) |
ベトナムの任期は2026年1月1日に始まり、任期中は前任期で掲げた優先事項を引き続き推進します。具体的には、人権理事会の活動の実効性を高めるとともに、気候変動の影響下における人権の保障、暴力や差別の防止と脆弱な立場にある人々の保護、ジェンダー平等の促進、デジタル時代における人権の確保に取り組みます。また、健康・労働・教育といった基本的権利の促進や人権教育の強化にも重点を置き、包括的かつ持続可能な人権保護の実現を目指します。
さらに、国際社会が直面する喫緊の地球規模課題に対応するため、各国との協力を一層強化し、科学技術、イノベーション、デジタルトランスフォーメーション、教育、保健といった分野を重点分野として位置づけ、ベトナムが新たな発展段階へ踏み出すための突破口として取り組んでいく方針です。