中部港湾都市ダナンは6年連続で最高賞を受賞し、デジタルトランスフォーメーションとスマートシティ分野における牽引役としての役割を引き続き果たしていくものとしました。

ダナン市は、スマートガバナンス・運営管理、スタートアップとイノベーション創出の魅力、グリーン環境・持続可能な発展の3分野で表彰されました。これらはいずれも重要な部門であり、市民を中心にし、都市管理へのデジタル技術の積極的な活用を基盤にした、スマートシティモデルの展開における地方行政府の努力を包括的に反映しています。
ダナン市は、2025年までのデジタルトランスフォーメーションに関する専門決議と提案および2030年までのビジョンを発布した初の地方です。現在、同市には25社の半導体企業があり、多くの大手テクノロジー企業を誘致しています。2030年までに、包括的なスマートシティおよびデジタル政府を完成させ、デジタル経済が域内総生産 (GRDP) の35〜40％を占めることを目標としています。
ダナン市科学技術局のグエン・タン・ホン局長は次のように語りました。
（テープ）
「スマートシティや医療・教育・観光などの分野での新技術の応用の促進、ダナン市における国家イノベーションセンターの設立、ハイテクパーク内のAI試験センターの設立により、人材・科学技術・イノベーションに関する持続可能なエコシステムを構築し、ダナン市を地域および全国における成長とスタートアップ・イノベーションのトップ拠点へと押し上げることを目指しています」

ダナン市は、行政運営へのAI（人工知能）活用、デジタルサービスの提供、そしてイノベーション・エコシステムの構築において牽引役としての役割を果たす地方の一つでもあります。同市は、スマートシティ運営センター、ビッグデータ分析プラットフォーム、AIを活用した交通・環境・治安監視システムなど、多くの運営支援プラットフォームを開発してきました。これらは、業務処理の効率向上、行政サービス提供時間の短縮、多分野における予測・早期警戒の支援に大きく貢献しています。

ダナン市スマート監視運営センター（IOC）のグエン・バン・クオック所長は次のように語りました。
（テープ）
「IOCセンターは、ダナン市の各種デジタルデータ源から情報を収集する拠点です。これにより、行政管理において主体的な対応が可能になります。『Danang Smart City』アプリやZalo、1022コールセンター、または同市のデジタルプラットフォームを通じて運用されています」
「スマートシティ・アワード2025」は、重要な節目となり、国家スマートシティ開発戦略におけるダナン市の先駆的な地位を改めて示しています。