(VOVWORLD) - 今後、ベトナム文化観光の国家商標が北東アジア、東南アジア、西ヨーロッパ、北アメリカ、ニュージーランド、東ヨーロッパ、北ヨーロッパ、中東などに拡大し、その知名度が高まっていく見通しです。
世界観光業界の「ワールド・トラベル・アワード(World Travel Awards=WTA)」はこのほど、アジアの観光をリードするリゾートやホテルの2020年版を発表しました。これによりますと、ベトナムは、「アジア最高の遺産の目的地」、「アジア最高の文化の目的地」、「アジア最高の飲食の目的地」に選ばれました。
ベトナムがこの3つのカテゴリーにおいて選ばれるのは今年で2度目です。これは、文化、遺産、飲食がベトナム観光に国際的な権威ある賞をもたらす要素であることを示すものです。
ベトナム観光は、文化、海と島、生態、都市という4本柱がありますが、この数年間、文化観光は、国内外の多くの観光客を誘致する最も魅力的なものとみられ、観光部門の持続可能な発展に貢献しています。
現在、観光総局は、「文化観光に関する国家商標作り」案を立案しています。この案は、文化・スポーツ・観光部門の2020年までの文化産業発展戦略と2030年までのビジョンの一環であり、飲食と遺産というベトナムの得意分野の開発に注力しています。
また、「文化観光に関する国家商標作り」の案は、2030年をめどに、文化観光の収入は、観光部門全体の収入総額の15%ないし20%を占めるという目標を掲げています。また、今後5年間ないし10年間、ベトナムは、外国人観光客を満足させる特色ある質の高い観光商品を作り出します。これらは、国際社会におけるベトナムの地位を再確認するものとなります。
今後、ベトナム文化観光の国家商標が北東アジア、東南アジア、西ヨーロッパ、北アメリカ、ニュージーランド、東ヨーロッパ、北ヨーロッパ、中東などに拡大し、その知名度が高まっていく見通しです。
従って、文化観光の国家ブランドを開発するため、ベトナム観光部門は、国内外で、観光振興活動に力を入れると共に、遺産と飲食をはじめ観光商品の開発を促進し、遺産観光と飲食観光を奨励するための政策を改善する方針を打ち出ししています。