(VOVWORLD) - 9月3日夜、香港の高級ホテル インターコンチネンタル・グランド・スタンフォードでアジア・オセアニアのWTAワールド・トラベル・アワードの授与式が行われました。
今回、ベトナムは「アジアのベストデスティネーション」賞を受賞しました。これは世界の観光業界におけるベトナム観光部門の地位を確立し、ベトナムの旅行会社の発展を示すとしています。
2015年、ベトナムは外国人観光客延べ790万人を受け入れ、収益は約1兆6018億円に達しました。ベトナムを訪れた観光客は主に中国、韓国、日本、カンボジア、ラオス人です。支出額が高い欧州の観光客の数は僅かでした。インフラの未整備や、宿泊施設、豊富ではない観光製品は多くの観光客を誘致できない理由として挙げられました。
しかし、この3年間、観光インフラの整備やビザ制度の緩和により、ベトナムの観光部門は著しい発展を遂げています。政府は2020年までの観光発展戦略、2030年までのビジョンを作成し、各省庁、部門、経済セクター、および観光部門に対し、精力的に実施するよう要請しました。
一方、サン・グループ、ビン・グループなどの大手企業の投資でダナンサンペニンシュラ・リゾート」は4年連続で「ワールド・リーディング・ラグジュアリーリゾート」に選出されました。また、マリオット・フーコック・エメラルド・ベイ・リゾート&スパはアジア・リーディング・ニューリゾート2017に選ばれました。ダナン市のバナヒールで建設された大な「山神の手」に支えられた橋であるゴールデン・ブリッジは外国のマスメディアの注目を集め、海外サイトでも特集されました。
現在、ダナン市は中部の観光中心地へと発展し、様々な高級ホテルや娯楽施設、国際花火大会などは観光客を魅了しています。
他方、北部の避暑地サパは先日、インドシナの屋根と呼ばれるフアンシーパン山の頂上を征服しようとするアドベンチャーツアー愛好者を誘致しましたが、現在、ギネス世界最長のロープウェイや様々な観光スポット、娯楽施設が整備されたことで西北部の第一の観光中心地となっています。
そのほか、クアンニン省の世界自然遺産と認定されたハロン湾をはじめ、スン・ワールド・ハロン・コンプレックス、ギネス記録を持つ超大型ローブウエイ、そして南部フーコック島の世界最長の海上ロープウェイやマリオット・フーコック・エメラルド・ベイ・リゾート&スパなどの高級リゾートはベトナムならではの独特な観光製品となり、観光客をひきつけています。
2017年、ベトナムを訪れた外国人観光客は延べ1300万人に達し、2016年と比べると、30%増、収益は25.5%増となっています。今後も、ベトナムは高級な観光製品の開発に投資を強化することで、ベトナムを訪れる外国人観光客は日増しに増加することでしょう。