(VOVWORLD) - すでにお伝えしましたように、国連の経済社会局(UNDESA)は7月10日、国連加盟193カ国を対象とした電子政府の調査結果をまとめ、EGDI=「世界電子政府発展度ランキング」として発表しました。
ランキングの公表は2年ごとで、ベトナムは前回2018年の88位から2ランク順位を上げて86位に前進しました。これにより、2014年から2019年期に、ベトナムの順位は99位から88位に上昇しています。世界全体の平均指標は0.6でしたが、ベトナムのEGDI指標値は0.6667に達し、平均指標を上回っています。
また、ASEAN11か国の中で、 ベトナムは6位に立っています。ベトナムについて個別指標で見ると、通信インフラは前回調査から順位を31、人的資本の評価は3ランク上がりました。一方、政府と国民のインタラクションを評価するEPI=電子行政参加指標も2ランク上げて、70位となっています。
また、国連の発表によりますと、ベトナムは多くの試練に直面しているにもかかわらず、デジタル転換で一定の成果を収めたということです。ベトナム関税局は税関、関税の電子申告や電子精算などで刷新を進め、関税の管理や徴収を改善し、納税者のコスト軽減が図られました。
さらに、政府、首相の適切な指導や各レベルの国家機関の取り組みにより、高いレベルとされる3、4レベルに提供されているオンライン公共サービスの数は急増し、4レベルに提供されているオンライン公共サービスの割合は昨年同期と比べ、倍増となっています。特筆すべきことは今年、保健省と情報通信省は100%のオンライン公共サービスを4レベルに提供することです。国連が.ベトナムのOGDI =オープン・ガバメントデータイニシアティブを評価したのは今年で初めてです。ベトナムは193カ国の中で97位となっています。
グエン・スアン・フック首相が承認した「2025年までの国家デジタル転換プログラム」及び「2030年までのビジョン」に盛り込まれた目標を達成し、ベトナムが電子政府発展度ランキングで上位70カ国に入るように、各省庁、地方は電子政府、デジタル・エコノミー、デジタル社会の開発に関する任務、解決策の実施に全力を尽くさなければなりません。