(VOVWORLD) -「平穏な生活のためのグリーン成長」をテーマにした今年のイベントは、エネルギー安全保障を目指して、再生可能エネルギーの開発を推進することが狙いです。
8月5日から28日にかけて、全国各地で、ベトナム持続可能なエネルギー連盟の主宰の下、「2020年の再生可能エネルギーウィーク」が開催されています。「平穏な生活のためのグリーン成長」をテーマにした今年のイベントは、エネルギー安全保障を目指して、再生可能エネルギーの開発を推進することが狙いです。
近年、経済発展と生活利用の電力需要が急速に高まっており、電力部門に大きな試練をもたらしています。その背景の中で、太陽光発電を含め、再生可能エネルギーの開発は重要な意義を持っています。
実際、ベトナム政府は、再生可能エネルギーの開発を奨励する多くの政策を実施しています。これにより、ベトナムでは、太陽光発電や風力発電など、再生可能エネルギーによる発電は全国の発電の1割を占めており、ベトナムはASEAN=東南アジア諸国連合加盟諸国で再生可能エネルギー開発でトップに立っていると評されています。
ベトナム持続可能なエネルギー連盟所属グリーン開発センターのグイ・ティ・カイン所長によりますと、ベトナムは、現在、再生可能エネルギーの開発を目指す一連の政策や主張を展開しています。中でも、ベトナム共産党政治局は、「次の段階におけるベトナムエネルギー開発戦略」の方向を定める決議55号を出しました。
この決議は、再生可能エネルギーの画期的な開発を目指す政策を打ち出し、その中で、太陽光発電と風力発電に集中し、発電に必要な原料の輸入への依存度を減らし、国の安全保障を確保するとしています。