(VOVWORLD) - 既にお伝えしましたように先頃、第7回ハノイ国際映画祭が、ハノイのホアンキエム劇場で華々しく開催されました。これはベトナム映画の創造的精神と世界の映画界との統合を象徴しています。
「映画:創造と飛躍」をテーマに掲げた第7回ハノイ国際映画祭は芸術性と人間性を追求した優れた映画作品を表彰し、新進気鋭の映画人材を発掘するとともに、ベトナム映画の世界進出と、世界の優れた映画のベトナム進出という、双方向の市場拡大を目指しています。
今回、実行委員会は優れた映画、俳優、監督に10点の賞を授与し、その中で、最優秀長編映画賞はイラン人の監督マジド・レザー・モスタファヴィの映画「ハード・シェル」に贈られました。また、モスタファヴィ監督は最優秀長編映画監督賞を獲得しました。
最優秀長編映画賞の授与 |
授賞式で、モスタファヴィ監督は次のように話しました。
(テープ)
「この度の受賞を大変光栄に思います。映画祭の閉幕式と授賞式での受賞は私にとって2つ目の賞となりました。この映画祭は非常に専門性が高いものです。審査員の皆様、そして映画祭実行委員会の皆様に心より感謝申し上げます」
一方、最優秀短編映画はコロンビアの映画「鳥が飛び立つとき(A Bird Flew)」に贈られました。
ゴック・スアンさん |
そのほか、18歳から35歳までの俳優向けの有望若手俳優賞は、ベトナムの映画「昔々ある恋の物語(Once Upon a Love Story)」の俳優、ゴック・スアンに授与されました。
同映画祭の成功について、俳優、監督、製作者であるマイ・トゥ・フエン氏は次のように語りました。
(テープ)
「ハノイ国際映画祭は様々な価値があります。これは単に私たちが学び、交流し、経験を積むだけではなく、ベトナムとベトナム映画を世界の友人に広める機会でもあります。外国の映画制作者がベトナムに来ると、彼らはベトナムの国土、文化、人々への理解を深めてもらう一方、将来的に、共同制作の映画が生まれるかもしれません」
映画祭の枠内で、ワークショップや展示会、映画制作フェアなど、多くの専門的な活動が行われ、ハノイの観客や外国の観光客を魅了しました。これにより、ベトナムと外国の映画制作者との交流が強化され、ハノイとベトナムの観光発展が促進されるでしょう。