* ベトナム共産党第11期中央委員会第5回総会は15日、9日間の議事日程を終え、閉幕しました。今回の総会では、1992年憲法の改正補充作業や土地に関する法律の健全化、汚職・浪費の予防対策、社会政策などについて討議しました。
現憲法改正に関しては、「これはセンシティブな問題で、現憲法の履行状況を踏まえ、科学的で全面的かつ弁証的な見方と国民の意見により進める必要がある」との見解を示しました。
土地に関する法律健全化については、総会は「現行の土地法は多くの弱点がある」と認め、「できるだけ早く改正しなければならない」としています。
汚職・浪費の予防対策に関しては、党政治局傘下 の中央汚職防止対策指導委員会設立や、党の内部問題の処理と中央汚職防止対策指導委員会の常務機関としての任務を兼務する「中央内政班」の設立を提案しています。
社会政策に関しては、総会は「革命功労者の物心両面の生活改善を全社会と政治システム全体の任務として見なす必要がある」としました。
* 今週、「ホーチミン主席の道徳を見習おう」運動の促進に関する党政治局の指示の実施状況を総括する会議が開催されました。席上、レー・ホン・アィン政治局員は次のように語りました(テープ)
「この会議が良い結果を収めるために、この活動の弱点の分析に力を入れ、良い経験を引き出し、新しいモデルを提案する必要があります。『ホーチミン主席の道徳を見習おう』運動を社会生活に溶け込ませる決意です」
アイン政治局員はこのように語りました
* ベトナム時間の16日午前、ベトナムで2番目となる通信衛星「ビナサット2号(VINASAT-2)」は南米のギアナの宇宙基地から、東経131.8度の静止軌道に打ち上げられました。「ビナサット2」の打ち上げを中継するテレビ放送で、グエン・タン・ズン首相は次のように語りました。(テープ)
「党と国家は『ビナサット1』と『ビナサット2』の打ち上げプロジェクトに特別な関心を寄せてきました。これらのプロジェクトは政治、経済、社会の 面で重要な意義を持ち、宇宙におけるベトナムの主権を示し、国際社会におけるベトナムの地位向上に寄与するものです。ベトナム郵政通信省とVNPTグルー プに対し、『ビナサット2』の稼動を早期に安定化させ、『ビナサット1』と『ビナサット2』を効果的に活用するよう求めます」
ズン首相はこのように語りました。
* この数日、ベトナム全国各地で、5月19日のホーチミン主席生誕122周年記念活動が活発に開催されています。18日午前、ベトナム共産党のグェン・フー・チュォン書記長、チョン・タン・サン国家主席、グェン・タン・ズン首相を始め国会、祖国戦線の代表団はホーチミン廟に花輪を捧げました。そのほか、国内外で、記念式典や、音楽会、コンクール、科学シンポジウムなどの活動も行われました。
* 15日、ベトナム外務省のルオン・タイン・ギー報道官は、中国漁政局が5月16日から8月1日にかけて南シナ海での漁獲を禁止すると発表したことに関し、「この問題に関するベトナムの主張は1月20日に、ベトナム外務省の報道官が明言した。ベトナムは中国の一方的な決定に反対し、これを価値のないもとと見做す」と強調しました。
* 先頃、タイのバンコクで開かれた第5回ユネスコ記憶遺産委員会の総会では、ベトナム北部のバクザン省ビンギェム寺で保管されてきた仏教の経典を彫った木版がアジア太平洋地域の世界記憶遺産として認定されました。これらの木版はベトナムの仏教の重要な思想を反映しています。